2009-06-09

サッカー中東の笛

ハンドボールだけでなく、サッカーにまで中東の笛が出てきたようである。

awayでは審判も敵というのがグローバルスタンダードである。home & awayという試合方法は、それを前提にした制度である。しかし、制度がそうなっているからと、偏った審判をしても良いというわけではない。

このような偏った審判が出てくるのは、チーム間の力量に差がつき過ぎている場合が考えられる。ワールドカップは、全てのチームが地区予選から勝ち上がっていってという話になっているが、全てのチームの中には、ワールドカップの決勝を争うようなチームもあれば、今までに一度も実力では出場した事の無いチームもある。実力の差に頭に血が上り、ラフプレイを行う選手が出てくるし、ホームチームに有利なジャッジをするあまり、ホームチームラフプレイは見逃し、アウェイチームの些細な接触プレイイエローカードを連発するという"見苦しいゲーム"が出来上がるのである。北京オリンピックでは、開催地特権で出場した中国チームのカンフーサッカー記憶に新しい。

無観客試合や中立地開催という手段を使っても、チームとしての実力差が原因なのだから、対策は無い。かつてのイタリアチームのように、最初に得点したら、あとは引いて守り続けて逃げ切るというやり方は、不利なawayで勝つ為の方法論としては必然とも言える。

審判に必要なのは、ゲームを盛り上げる事ではない。ありのままの実力を出させる事であり、弱点を自覚させるのが、良い審判である。特定のチームの味方をしたいのであれば、次の試合や将来の試合に繋がる教訓を認識させる事で貢献するべきである。

強い相手と戦う時に良い審判を招く事は、弱いチームを強化する最良の手段である。

アジアには、その場その時での利益だけを追い求め、将来の事を考えない民族が多すぎる。

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