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30歳、毒男。真面目に結婚を目指すような大手出会い系(あえて婚活サイトとか言わない)に登録中。
一応、プロフィールを読み、向こうの条件に自分が合いそうで、かつ、
自分が気に入った相手にメッセージを送り、相手の反応を待つという風な活動が基本。
僕のプロフィールを見て気に入ってくれたらしい。
相手との距離にちょっと不安を感じたけど、とりあえずメール交換スタート。
で、とりあえず、院に行っていたようなので、専門について質問した。
僕の知識の有無に関わらず、人の専門についての話を聞くのが、僕の楽しみの一つなのだ。
そのときに、僕が学生時代に専攻していたことについても書いておいた。
相手のことを聞く以上、それが礼儀だと思って。
すると、相手からの返信に「○○学は夢があって素敵ですね」という一文が添えられた。
正直、無理にほめるなって思った。
最近、もてはやされがちな分野ではあるけれど、
その中でも地味な部分を研究していたし、
そもそも夢なくして、研究している人間なんてそんなに多くないよ！
なので、正直に「何か勘違いしてませんか？」とメールを送った。
したら、それ以降メールはこなくなった。
いや、送るときにもうメールは来ないだろうってことくらいわかってた。
それくらい大目に見れば、いい出会いにつながったかもしれない。
でも、それでも、適当に話を合わせようというのはイヤだった。
相手の気分を良くすることに気を遣って、メールを送ったりもらったりするのは我慢できなかった。
僕はバカな方の正直者。
薄っぺらい人間関係ならば多少の我慢ができるけれど、
深い人間関係には、自分にも相手にも正直でいないと、ストレスから破綻をきたす。
これから深い仲になろうというのに、相手を持ち上げるのなんて気持ち悪い。
こんなんだから、まだ一人なんだろうけどね。
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正直と言うかコミュニケーションができないだけ。相手が勘違いしてると思うなら、そーでもないんですよ、と真実を教えてあげればいい。
「同じ内容のことを、違う言い方で言う」という技術を身につけた方がいい。 そうすれば、正直かつ、なめらかな関係性が！
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