しかし寝ようとしても寝られるものではない。僕は大して酒も飲んでいないし、そもそも軽く興奮してここへ来たのだ。
なんだかんだと言ったが、同年代の若い女がそばにいるんからには、目をつぶっても睡魔はやってこない。
途方にくれて、大きくため息をついた。
すると彼女は、うーんと言って寝返りを打った。急な物音に驚いた僕が反射的にそちらを見ると、Iの胸元が目に飛び込んできた。
酔って暑くなった体は、じんわりと汗をかいていて、服も乱れに乱れている。不意をつかれて僕の頭はパニックになった。
そして、いつか会った人の言葉が頭に浮かんでいた。
乱極まれば治に入り、治極まればまた乱に入る
お若い人よ、あなたは野心も英知もある。この国を救ってはくれまいか。生きることに喜びを見出せない人たちに笑顔を与えてはくれまいか。私もあなたを見込んでこんなことを言うのだ。馬五十頭と百斤の銀をお渡ししよう。
わかりました。商人殿、わたくしに何が出来るかはわかりませんが、この父母よりもらった身体を鍛えに鍛え、この乱世の徒花のひとつとなって、願わくば花咲かせてみようとする所存です。
おお、お若い方、そなたの名は、そなたの名はなんと申される。わたくしですか、わたくしは…
そうだよくわかったな、やはりミンチュは賢いね。ううん、パパの子供だからだよ。ははは、そうかな。だが今では私もチャイニーズドラゴンとして、少しは知られる身となったが、若い頃は苦労をしたよ。女の人に好かれたくって、馬鹿なことをしたもんだ。
ふーん、パパにそんなところがあるなんてまったくぜんぜんしんじられないよ。ははは、もうおやすみ。はあいパパおやすみなさい。
ボクはそれからすぐにベッドに入って目をとじたんだ。宿題のさいごの一問をやってないけれど、あしたにしようっと。
ボクは目をつむりながら、お父さんの言葉を思い出していたんだ。ボクにもお嫁さんがくるのかなあ、それはどんな人なのかなあ。
わからないなあ。
すると急にびっくりするくらい大きな音がしてへやに誰かはいってきたんだ!
ボクにはすぐにわかった。こいつはボクの宿敵、ボクのライバル、妖怪あかなめだ。
最近のお風呂はきれいだから、こうして夜も歩き回っているんだ。
ボクはこれでもチャイニーズタイガーの息子だ。ボクは父譲りの、直伝の奥義合気道でたたかうことにしたんだ。
ター!
それがしの強烈な一撃に妖怪はたまらず退散していった。
もう夜も眠れないというのか。それがしはひらりとバイクに飛び乗ると短い間にいっぱいの思い出のつまったこの町
を後にした。グッドバイ。
THE END
ちょwwまたかよwwwww つか、何でそんな無茶振なんだwwwwwwwwwww
お、また続きが勝手にw 結構力作なのが受けるw
お、また続きが勝手にw 結構力作なのが受けるw もう、これで終わりでいっかw