前にドラゴン桜は結局東大受験は環境次第って書いた増田だけど、あれ受験を控えた高校生が読んだらどう思うのかって疑問が出てきた。
繰り返すけどあの漫画って受験をするにはいかに充実した環境と情報が大事かというのがメインテーマなんだよね。
自分の学力やメンタル面を24時間体制で分析管理ケアしてくれるセラピストとしても超優秀な講師チーム
そこの生徒なら誰でも東大目指して勉強して合格するのが当たり前という空気←多分これが一番重要
これらが揃わない環境下ではどんな努力も方向性を誤って空回りするするだけで、実際モロにそれを生徒に言わせているシーンがごまんとある。
だから講師としての立場の人間や既に受験を終えた人間が読んで自分の受験生時代との違いにカルチャーショックを受けたり自分の子供の指導に少しは活かそうとしてフムフム頷くのはわかる。俺もそんな感じで読んでる。
けどリアルタイムで受験に挑もうとしてる学生が読んだら絶望してしまうんじゃないか?
だってあんな理想的な環境は受験生本人の努力で得られるものじゃないし、求めても時既に遅しだ。まさに受験環境の格差社会ではないか。
なのに作中で散々「東大に行けなかったら騙されて馬鹿にされて人生終了」とばかりに煽ってるから今更引き返そうにもどうしても敗北感を引き摺って気が重い。
ついついそんな心配を抱いてしまうのだがどうなんだろうかな。いらん世話だと言えばそれまでだが。