痩せたいが、痩せる努力をしたくない。
かく言う私も、この2年間で50kg->64kgと14kgも太り、
今では有段者になってしまった。
……3段腹です。
旧来の友人は、久しぶりに会った時、
開口一番に「久しぶり! あ、太った!?」である。
自分では気づかないが、昔に比べて顔の輪郭からして肉付きが違うようである。
毎日鏡を見ている自分には分からない変化を友人らはズバっと指摘してくれます。
こうなれば太ってしまった事をネタにしようと、
思いの他、デブキャラ路線も悪くない。太った事で従来から多用してきた自虐ネタも冴えるわけである。
例えば、
あ、あと「夏だから痩せなきゃ!」って思う気持ちも今なら理解できるゾ!」
などといった、明るいデブを目指していたのであった。
項目としては、尿検査・血圧・視力・X線・身長などのごく一般的な健康診断であった。
あと体重も計ったんだが何キロなのかは見ていない。
無事計り終えてから、待つこと1週間。
平穏無事に過ごしていたのですが、案の定、赤紙(再検査)がきました。
尿検査や血圧はOKだったハズなんだけど、何が引っかかったんだろ??
おかしいな??と思って、内容を確認したところ、「メタボリック診断」という聞きなれぬ言葉が。
この大会(診断)に集うのは、会社の中での生粋のデブ達です。いうなれば場内はデブ率100%
自分のような新米がこの大会への出場を果たせたのは奇跡のようなものですが、
胸を借りる気持ちで精一杯がんばってきたいと思います!!
まあ、至って普通な診断をやったのですが、ここでは僕の所感を書きたいと思います。
・デブが揃うと妙な圧迫感がある。
それは視界が「見にくい」というより「醜い」
・「デブって自己管理が出来ないからあんなに太ったんだよなぁ。情けないね」
つまり、私は「客観的に見てデブが嫌い」と自ら悟ってしまったのだ。
デブというものが周りの人から見ると、あんなに醜いものなんだと分かりました。
自分が太ってから、精一杯目指してきた「愛されデブ」という称号は幻であることも同時に分かりました。
太っている事はなんら言い訳にはならず、ただの自己管理が出来ない未熟な人間に捉えられることだというのも分かりました。
痩せます。
本気で痩せます。