2007-09-24

転ぶことについて。

 女の子はよく道端や階段で転んだりする。

 生物学的に足が小さいからなのか、美容健康の流れが細身細身へと流れた結果、筋肉の減少という手段を取ってしまうからなのだろうか。

 女の子はよく歩いているときに転んだりするが、男の子はよく人生の道端で転ぶ。

 生物学的に大量生産されるからか、男女平等の流れが広く広く急速にあふれ出した結果、男性側の対応が遅れてしまったのだろうか。

 女性現実的で、男性は夢想的だったりと言われる。

 僕はおおむね夢を追って生きているが、と言うよりも実社会から逃げて生きているのだろう。

 僕がまだ実社会に対してまじめに適応しようとしていた数年前、男脳・女脳度診断なるアメリカ翻訳本があった。それによると、僕はしっかりと女脳なのだった。

 でも、僕は俄然夢想家だと人から言われる。よく言われる。あるいは僕はバクなのだ。本物のバクは夢を食べないが、僕は神話生きるバクなのだ。あたかも暗い森の陰影によりノルウェイの人々にトロールと見間違えられた木のように僕は生きているのだ。

 そういえば北欧の人たちや、日本でも寒い北国の人たちは、雪の中でも転ばない。少なくとも僕は彼らが雪道で転ぶところを見たことが無い。それは命にかかわる実に堅実な歩みで、とても現実的な徒歩術なのだ。それゆえ人々の日常は実直で現実的であるが、ひとたび暖かい我が家に帰れば、巨大なトロールや美しいオーロラや、幻想的な妖精の世界に思いを寄せる。

 彼らは両者のバランスを取ることにより転ばないのだ。

  • 転ばないのは冬靴はいているから。 体重移動とかもあるかもしれないけど、夏靴で雪道歩くのは自殺行為。何やっても転ぶよ。 ただ、冬靴だって、スケートリンクみたいになった道は転...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん