2007-09-11

セピア

5年前ぐらいのネットが個人的には一番面白かったと感じている。

人の面から考察すると、普及率やら、年齢層やら、新しい物好きやら、娯楽でパソコンをやる余裕のある人やらかな。

環境の面では、新しかったし、新鮮だったし、お金もかかったし、朝から晩まで張り付いてやるようなものでもなかったし。

大体あの頃から2ちゃんねる2ちゃんねるになったし、ウェブスペースに作った日記のようなものから、ブログが芽吹きだした頃だろう。あの頃からネットは特別じゃない、普通のものなのだという認識の下、日本ネット社会は回り始めた気がする。ADSLが普及し始めたのもこの時に重なっていると思う。

それにまだあの頃はネット上での個人が孤独存在であり、集団意識を持ってネットをしている人は少なかった。孤独な者同士のコミュニケーションはまだ繊細だった。

嗚呼、あの時はもう二度とこない。美しき日々だった。

日本ネット事情が少しずつシフトしているのを感じては、もう遊び道具じゃないのかなぁと悲しくなる。楽しかったなぁ。あの頃は特別だった気がしてならない。

今より汚くて、価値も無いけど、意味があって綺麗だと思えたんだ。それになにより毎日が刺激的だった!そんな初恋の思い出話。

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