2007-08-18

格差問題は結局貧困問題ではなく、世代間承認問題であり、家族問題

http://moustacheetgrandssein.g.hatena.ne.jp/wetfootdog/20070817/p2

だから、今格差の底辺にいる人たちっていうのは、親の世代を憎んでいるつもりでいて、実は一番身近な親の世代の人である自分の親そのものを憎んでいるんですよ。

貧乏してでも親とは一緒にいたくない、あるいは一緒にいれない。だから親の利益が子に回ってこない。

http://www.j-cast.com/2007/06/30008795.html

――若くして貧困に苦しんで相談に来る人は、家族の支えはないのでしょうか。

ほぼ例外なく家族と断絶しています。どういう原因がなのか聞くのはあまりにデリケートなので、信頼関係上、最初はあまり聞かないようにしています。ただ、ぼつぼつ関係ができてきてから聞いてみると、ほぼ例外なく家族との関係が切れている。若い人の場合、もともと養護施設出身の人、ご両親が離婚している人、DV家庭内暴力)の被害に遭った人、いろんな人がいます。何らかの形で家族に頼れない事情があると例がほとんどですね。親と同居しているフリーターは、仕事は不安定だけど、家族の支えがあれば、そのまま生活の不安定さには直結しないわけです。でも、そこでサポートしてくれる家族関係がないと、仕事の不安定さがそのまま生活の不安定さに直結してしまう。それを私は「溜め」がないといってますけど、そういった「溜め」が失われてしまっている人が多いです。

子が貧乏でも親が健在で仲がよければ、なんとか家庭がもてるし、子供だって生める余裕が持てるぐらいにはなるんです。貧乏独身独り者という底辺から脱出して中の下ぐらいにはなれる。親と同居すれば家賃・食費・光熱費節約できて、その分を養育費に回せるし、子育てだって自分の親に手伝ってもらえる。でも、家族と縁が切れているとそれが出来ない。

  • それは「家族がセーフティネットとして機能している」現状を表現しなおしただけ。 「格差問題は結局貧困問題ではなく、危機管理の問題であり、余裕資産の有無の問題 」というのと同...

  • 「お父さんが金持ってたら息子が障害者でも十分に養えるから社会福祉はすべからく親兄弟を頼るべき」だなんて普通結論しないわな。 生活保護を受ける前に「頼れる親兄弟親戚はい...

    • 局所的にそうだからといって一般化するのは論理的におかしいだろといってるんだよ。  ・親との関係が良好だと生活上の危機を回避しやすい傾向がある これはいい。でも  ・困窮は...

    •  ・親との関係が良好だと生活上の危機を回避しやすい傾向がある これはいい。でも  ・困窮は親の不在または関係の断絶が原因 というと偽になる。 分かるよね? 困窮や貧...

      • 皆で貧乏してる部落や昔ながらの日雇い労働者のような貧乏を言ってるわけじゃないの。 え?そうなの?格差問題の典型がそういうのかと思ってた。

      • それはただの家族問題なんじゃないの。 格差問題と関係なく。 「格差問題とは家族問題であり、家族に問題あることが格差問題なのである。」 だとトートロジーっすよ。

      • 旧来型の貧乏 ・自分が住んでいる地域とか、血縁とか、性別なんかで貧乏かどうかが決まっちゃう貧乏。 部落とか、母子家庭とか、田舎に住んでいるかとか。生来的なもので決まっちゃ...

      • あ、ごめん。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん