2007-08-15

ミス防止に根性論を掲げた最悪な結果

http://d.hatena.ne.jp/yamaz/20070812

id:yamazさんの「ミスとかトラブルとか」のエントリーを受けて、涙流しながら後先考えずにエントリー

今勤めているところは、中規模工場を持つ製造業会社

本当は業種まで言えればいいんだけど、工業系でもソフトウェアでもなく、書いてしまうと特定されてしまいそうな業界なので申し訳ないんですが。

今から5年前くらい(私は2年前に入社した)に、製造業によくある話と同じで、人間が引き起こすミスとかトラブルには会社も頭を悩ませていて、それに加えてISO9001品質)のこともあって抜本的な対策を要したらしい。そこで、約5年前に当時の工場長が、ミス防止対策のためにとを掲げてしまった大看板がコレ。

ミスを減らせば給料アップ」

当時の工場長は「ミス=怠り」という考えの人で、賃金アップするといえば頑張ってミスが減ると思って安易に発言してしまった。

それから現在までに、社内で公表している不良数は大幅に減ったんだけど、給料は上げることはなかった。

といいますか、上げれる訳が無いんですけどね。

まず、ミスが減ったとはいっても、理由の大半は機械性能が向上したり、業務システムが良くなっただけで、根本的な人為的ミスの削減数は些細な数だったこと。

また、そもそも「ミスを減らしたら給料を上げる仕組」なんてものが最初から無かったわけです。

おかげで、今からミス防止対策を示したとしても、「あの時、給料を上げる言ったくせに上げなかったじゃないか」とか、「どうせまた利用されるだけだし」という不信感からか、工員は向上心がなく、人為的ミスは減るどころか逆に悪質化していく一方。

正直、お手上げです。

個人的な経験からですけど、安易に精神論を掲げる人ほど、最初から出来もしないことを言いますよね・・・・

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