■自信の『献上』とその連鎖

http://d.hatena.ne.jp/dasaitama_osamu/20070505/1178320242

「努力すれば成功する」ってのは嘘かもしんないけど、「努力しなきゃ得られないものがある」っていうのは真実。

努力もしないうちに、自分を非コミュだとか言い出す野郎には、「うるせー。つべこべ言わず努力してみろ！」と一喝したくなるんです。

それは「努力すれば成功する」とかそんなんじゃなくて、ペーペーのうちから「成功」だとか何だカッコいいこと言ってんじゃないよ、ってことなんです。

前から言いたかったんだけど「自分はダメ人間だ」って自認する人って、選民思想を持ってるんですよ。「自分は普通じゃない」ってのを自虐的な角度から言い直しただけでしょ、それって。そいでまた「自虐的で謙虚だから、許される」と思ってるからタチが悪い。

＞そんな人に対して今一度「努力すべき」と言ったら「やっぱり自分はダメなんだ…。」と相手の自信を失わせるだけ*2。これって自信の搾取なんですよ。相手は共闘できる仲間になれるかもしれない人なのに。これは不毛。

その「自信を失う」背景には、私のような「自分は努力したから、お前達も努力すべきだ」的思考の人間による抑圧、それ以上に、本人が「自信を失いたい願望」を持ってるのが原因ですよ。そういう人って、自信を失いたくて失いたくてしょうがない人なんですよ。搾取じゃなくて、献上です。「あっ、これでまたダメ人間レベルが一個上がる〜♪」てなもんですよ。

私は普段から「自分は超マトモ人間」だと自認して、自分に自信がある、という態度で仕事してます。つまらない会話して、行きたくもない飲み会に参加して、やりたくもない仕事をする、そんな人間です、私は。自称ダメ人間は、私の様な存在を嫌って嫌って、自分と区別して区別して、「我こそはおぬしと違う、特別な人間であるぞよ」と思いたいだけなんですよ。

きっと彼らは「あの頃に憧れたビッグな存在」になりたい人なんでしょうね。いいんですよ、別にそれで。「お前みたいな人間が夢見てんじゃねーよ！」なんて言っちゃったら、それこそ抑圧になっちゃいますから。ただ、私が腹を立てるのは「そのビッグな存在とやらには、今就いてるやりたくない仕事を放っぽったって、なれるわけじゃない。それは迷惑生むだけだ。とりあえず利害関係を共有する共同体の一員になったんだから、仕事休むときくらい電話の一本でも入れろよ！」と。じゃなきゃ辞めて下さい、と。それすら「努力を要する」んだったら、もう知りませんわ。

私はこの仕事に喰らいついて行きたいんです。その為には、若手の社員にも飲みニケーションに参加して頂きたいんですよ。もちろん強制は出来ませんが。貴方の利害は、私の利害でもあるんですから。貴方が本当はミュージシャンになりたくてもいいんですよ。ある日突然、辞職願いを叩き付けてオリコンにランクインするようなミュージシャンになってくれても一向に構わないんですよ。ただ、今現在、貴方はミュージシャンじゃないわけですから、目の前の仕事を努力してこなしてみても、バチは当たんねーんじゃねーかな、と思うんですよ。

Permalink | 記事への反応(4) | 06:59

ツイートシェア