2007-03-20

君の話を有難う

やぁ増田。君の話を有難う>http://anond.hatelabo.jp/20070320001913

君と僕の違うところは、自分の育った環境が好きだったか否かなんだろうな。父親は現場技術者で、器用で、なんでも作れて、壊れた電気器具なんてあっという間に直して、村で頼りにされてて、格好良かった。歴史哲学にも詳しかった。僕の家は、代々そういう人間を輩出した家だった。

僕は、大学に行けとか良い学校に行けとか言われる度に、父親や母親生き方が否定されてる気がして、心の奥底で反発を感じてたんだろうな。子供だったのでうまく表現できなかった。現場志望だったのに、頑張れば頑張るほど本社仕事コースに乗せられて、周囲がそれをよいことだと信じて疑わないことに息苦しさを感じるようになった。他人の「好意」にすごく弱かったんだ。潜在的にそれを裏切っていたから。

今は、向き不向きの問題なんだと思うようになった。前の会社を辞めた後、その頃の仕事仲間からお誘いがかかるようになって、大好きな「現場仕事」が出来るようになった。これが幸せなんだ。生きてる気がする。分相応・不相応ってあると思うよ。相応の方向性が社会的評価と一致しなくても。

記事への反応 -
  • 田舎の貧乏な家で、特にそれを不幸とも思わず育った。うっかり大企業に入社してしまったが、「自分が本来いるべきところでない」感が強くて、10年勤めずに辞めてしまった。仕事はう...

    • http://anond.hatelabo.jp/20070319015624 似たような境遇の人がいたので反対例を。 うちの父親は中卒の工場勤務で、母親は商業高校卒。貧乏なうえに父親が超ドケチだったため、誕生日含めプ...

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    • http://anond.hatelabo.jp/20070318224345 父親は工業高校卒で、母親は中卒。貧乏だけど、いい家でした。すんごい田舎で、感覚が一世代くらい遅れてて、『国家の品格』に感化されちゃうような人...

      • http://anond.hatelabo.jp/20070319015624 折角の才能が似つかわしくない人のところに行ったということか 下手にできるのも考えもんだなあ

      • ちょっと前までは地頭がよくても貧乏人に生まれたからそのまま田舎に留まるというルートがあったと思うんよ。そういう人達が地方の自治や品格を支えていたのだと思う。あるときから...

      • 似たような話 学歴と努力と貧乏スパイラル 地方の疲弊

    • http://anond.hatelabo.jp/20070319015624 似たような境遇の人がいたので反対例を。 うちの父親は中卒の工場勤務で、母親は商業高校卒。貧乏なうえに父親が超ドケチだったため、誕生日含めプ...

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