はてなキーワード: へべれけとは
連れの中に、一人すんげー気にくわない奴がいる。
まあ友達っていうか、一年の時に作った大学サークルの立ち上げメンバー同士だからいっしょにつるんでることがおおいけど、多分1対1だったら友達になってないな、くらいのやつ。
でもそいつは男女問わず結構モテる奴で、いつも周りに人が寄っているようなところがある。でもいっしょにいたからって何かいいことがあるわけでもなくて、見た目が良くて、なんだか雰囲気がパッとするような感じだから、表層的な奴等が集まってるだけなんじゃないだろーかと思う。自分のことはおいといて。
こいつの気にくわないところは、多分小さい頃から親とか教師とかにちやほやされてきたからなんだろうけど、自分より劣る人間のことを全く考えないところだ。というか、人の痛みが分からないといったほうがいいかもしれない。
例えばサークルでも、地味なやつがたまにちょっと気合い入れた格好とかおしゃれとかしてきちゃったりすることあるじゃん。そういうときの奴のいじり方が陰湿そのもの。「それすっげーかっこいいじゃん。どこで売ってんのそれ。」とか真剣に誉めまくっておいて、そいつが応えると「なんだ、かーちゃんがヨーカドーで買ってきたのかと思ったよ、あんまダセーからwwww」とか言って笑いものにする。俺はその手ので笑ったりしないようにしてるけど、結構みんな場のノリで笑う。
陰口よりマシなのかもしれんが、そんな風に嘲笑された人間がどんな気持ちになるか、奴はまったく気にならないらしい。奴は結構ガタイもいいほうで、暴力的な行動に出ることもある。俺は幸いそういういじられ方をされたことはないけど、多分俺が高校の頃DQNだった雰囲気がちょっと残ってるから様子見してたんじゃないかと思う。
これまで話に聞いただけだったんだけど、モテなさそうな女の子に「告白ドッキリ」とかをしかけたりもしてるらしい。最低だと思った。いつか刺されろ、と思った。
で、この前、クリスマスイブにもサークルの奴等と飲み会やって、帰りにふらふらしながらぞろぞろ歩いてたら、前の方から女の子が来たんだよ。「おーい、待ったよー(笑)」って。
すると奴が「え?」とその子を見て、「は?いたの?」と言い放った。
女の子「へ?いや、今日ここで待ち合わせだったじゃん(笑)遅れすぎだよー」
奴「は?え?ちょ、、何こいつマジありえねえwwwwwwあんなん冗談に決まってるジャンwwwwwwうっそwwwwwwマジ待ってたのwwwwwやべ笑えるwwwwww無いわ、つーかドン引きなんですけど?うっわきっつ、きっつwwwwwwwwww」
ああこれか、とあんまり酔ってなかった俺は全てを理解した。奴はへべれけに近かったので、呼吸困難になりそうな勢いで爆笑してた。
「だって、だってさwwwお前みたいなブスに告るわけないじゃんかwwwwwwわきまえようぜちょっとはwwwwwwwひぃっいひいっひいっ、はらいてーー」
黙れ。まあ確かに決してかわいくはなかったけど、ちゃんとおしゃれな格好をしていて、そこまで笑うことはないんじゃないかと不快になった。俺は無言で突っ立ってたけど、周りの奴も「おいおいwww」みたいな感じでにやにやしたりしてた。
女の子は気付いてうちひしがれた様子で、「え、あ、なんだーそういうことかー」とか寂しく笑ってくるっと振り向いてとぼとぼ歩いていった。
それでも奴がまだヒーヒー笑っているので「黙れ」と強烈に思った。髪の毛を掴んで道の横にひっぱっていって、有無を言わせず殴った。頬骨の辺りにもろに当たったのでふっとんで、壁にぶつかって倒れたので、さらに殴った。「なんだよ、おまえあんなブスのことが好きだったのかよ」とか言うので「黙れ」と言って殴った。「おまえ明日覚えてろよ」とか言うので殴った。「許してください」というのでさらに殴った。謝る相手が違うだろ、と言って殴った。
とにかくボコボコにしてやった。他の奴等は歩いていく女の子に気を取られていたのと、俺が無言で道の裏(ビルとビルの間みたいな所)に連れ込んだのとで、結局奴が完全に動かなくなるまでの2分くらいの間気付かなかった。奴は鼻がぐしゃぐしゃに潰れてて、前歯が5、6本無くなって、うち一本は俺の拳に刺さってた。多分鼻はもう元に戻らないと思う。真っ赤なお鼻だな。メリークリスマス。
人間が出来てるドイツ人上司に「今度はイタ公抜きでやろうぜ」っていつものジョークを伝えに行くと、
「なあ、僕らはなぜあいつらに負けたんだろう?」とビールでへべれけで絡み酒。お前、また禿げたな。
さて、ピザが焼ける。底面が完全に真っ黒なのが気になるが、10名強で、32インチ3枚。お前ら、
常識とか分かってきたじゃねえか?良いよーアメリカ人良いよー。とか思っていると、ピザばあさんが
口を開く。 「今日は、私のピザが食べられるラッキーさんは三人だけなの、そのラッキーさんは
私の娘と息子、それに今日とっても素敵なプレゼントをくれたケンあなたよ」32インチの黒焦げの
肉の塊を渡される。贔屓?いじめ?なんなの?それ?氏ね。畜生氏ね。泣けてきた。
ほかの奴はどうするんだろうと思っていると、 庭の前にバンが二台横付け、中から屈強な男たち
が両手に何かを抱えて四名出てくる? スワット!?ああ、ピザ一家殺しに来たんですね。格好良い。
「ほかの人たちには全米1美味しい、BBQピザを頼んでおいたわ」出席者の手に また30インチピザが
配られる。一人1枚。罰ゲーム。ピザデブ娘とピザデブ息子は歓声を上げる。
全米1美味いピザは焦げと脂身の味しかしなかった。
ピザデブ一家は一人2枚ピザを平らげ、俺が買ってきたダイエットコーク24本×3を三人で飲みきった。
まあ、おまえら日本人はノーと言えるようにならないとだめだってことだ
優しくて、賢くって。とても綺麗で。
20歳超えてブラも片手で外せないなんて信じられない。私に自発性を期待されても困る。
汚物をみるような目で、心底哀れむような目で、僕はそういわれた。
ぼきん、と僕の中で何かが折れる音がした。
そうか。協力は求めてはいけないんだ。愛情なんて求めてはいけないんだ。
僕は少ない学生生活の残りを全てブラのホック外しに費やし、一流と言われてもよいような領域に入った。
そして、なけなしの金のほとんどをブラに費やした。
そうか。やっぱり彼女のいった通りだった。とても簡単なことだったんだ。
それから、お金を使うのが惜しくなった僕は、適当に女を探した。
なるべく効率を上げるためには、弱い女が良かった。
部活帰りのくたびれた女子高生や、買い物袋を両手に提げた人妻や、へべれけに酔って足下の覚束ない女子大生。
みんな、簡単に僕に背後を取られ、僕にブラを外された。
僕は人間の弱い部分を知っていた。
自分がとても弱い人間だったから、どこをどう揺さぶれば体の軸が揺れるのか熟知していた。
少し揺さぶり、よろけてこけそうになったところに、そっと手を伸ばしてブラを外せばそれでよかった。
僕があのときや、あのときに、そうできればよかったことを実行すれば良いだけだった。
どんどん弱い人間を効率的に狙って、学習した。そのうち、大抵のブラは外せるようになった。
他人の万能感をへしおるのはとても楽しかった。強い人間になれた気がした。
見逃してください。ひどいことしないでください。私を犯さないでください。
僕は首を縦にふって立ち去った。
最初はとても自分が何をしたいのか判らない変態に思えて何度も何度も吐いた。
けれど、じきになれた。だってさ。僕にトラウマを抱かれても困るだろう?
強い人間には運もよってくる。襲撃も順調にいき、僕はますます強い人間になった。
あるとき、街で僕は彼女に再会した。
僕にトリンプをすすめた女だ。
色々話をしていたが、結局のところ、たくさんの男と付き合い、女を磨き、理想の男を手に入れたと言う成功譚だった。
そうか。と、僕は思った。理想の男なのか。
僕は自分のブラの中から、できるだけ可愛いブラを選び、彼女の男に送付した。
可愛いブラは最初はいぶかしがられたが、僕の誰も見ちゃいないぞと言う手紙を読むと、おそるおそる彼女の男はそれに手を伸ばした。
男はすぐに可愛いブラを着けた。僕はそのときの写真を撮って、それを彼女に送りつけた。
なんだ。彼女の試行錯誤と努力で手に入った関係は、そんなものだったのか。
それから、僕は彼女の背後にとても静かに立った。
彼女は僕にブラを外され、僕の足下に倒れた。
資金が増えてよかったと僕は思った。
彼女がブラをしなくなった。
彼女のブラを狙うのにも飽きてきたので、僕は彼女にさようならを言うことにした。
つきまとわないで下さい、後ろに立たないで下さい、もうやめて下さい、ブラを外さないで下さい、全部ホックが壊れちゃったんです。
どうか、どうか。
彼女は僕が口を開くより先にそう言った。うーん、そうなのか。
僕は言った。
あのね、僕に恐怖や警戒心を抱かれても困るんだよね。
ブラを外されたくない?簡単なことだよね。
「ニプレスを買え」