はてなキーワード: 磁場とは
ええと、言いたいことがまとまらないのでばらばら書きます。
ハードディスクやメモリ上の情報構造物が dense であるとか sparse であるとかいいますよね。当然何かその情報構造物について「密度」を考えているわけですが、その単位はよくわからないものです。気体の「体積」「1分子あたりの熱エネルギー」「モル数」はそれぞれ違う次元の数ですが、ディスク上の情報構造物の「占有領域」「最低/平均ブロックサイズ」「圧縮した場合のバイト数を表現するのに必要なレジスタ幅」はまったく意味が違うのに、いずれもバイト数で表されます。これは情報科学の根底にあるトラブルの原因ですが、いまは統計力学と情報理論の間に安易な橋渡しができないことだけを意識してください。
ただ、気体でも極端に自由度の低い系(絶対零度近くとか、強い磁場の下にあるとか)では体積は圧力にも温度にも比例しないでしょう。それと似たような話として、自由度の低い情報構造物は情報理論の適用外です。個々のビットの間の関係は恣意的であって、あまり統計的扱いに向かないからです。
古典力学の前提で、粒子間の引力も斥力も無視するとボルツマン統計、量子力学ならボーズ統計やフェルミ統計に従うという話ができますが、すべてのアプリケーションが書き出すビット列にそういう統計を考えることはできるでしょうか?
アプリケーションの各論を展開できるほど柔軟で包括的な数学を使えば、情報構造物のミクロの理論は好き勝手に展開できるでしょう。ただ、それはアルゴリズムの単なる記述ではありませんか?
http://www.shinyusha.co.jp/thread/
こういうの見ると、学歴ネタやる奴も、学歴ネタ叩きやる奴も、右翼/左翼ネタやる奴も、右翼/左翼ネタ叩きやる奴も、嫌韓厨も嫌韓叩き厨も、みんな同じ穴の狢だなあ、と思う。
何かを批判しようとすると――その相手が「高学歴」であれ「低学歴」であれ、「右翼」であれ「左翼」であれ、「韓国」であれ「中国」であれ、「ネオリベ」であれ「ネオコン」であれ――どんどんその相手が巨大で陰謀的な敵であるかのような妄想が肥大して、その妄想の磁場に言説の場自体が捉われて行く。アイロニカルな「○○批判」とストレートな「○○賛美」の区別が付かなくなっていく。
地下鉄の中でネオナチの新聞を読んでいるユダヤ人がいた。たまたま同じ車両に乗り合わせた彼の友人が、
このおかしな光景に気がついた。いささか憤慨した友人は彼に近寄って尋ねた。
「君、気でも狂ったのか。どうしてこんな怪しからん新聞を読んでるんだね」
「うん、以前はユダヤ系の新聞を読んでいたさ。けれど何が分かったと思うかね。
イスラエルのテロとか、同化と異民族との結婚でユダヤ人の数が減っているとか、
あるいは貧しいユダヤ人の暮らしとか、そんなニュースばかりじゃないか。だからネオナチの新聞に切り替えたんだ」
「それで、その怪しからん新聞から何が分かったんだね」
「ユダヤ人が世界中の銀行を買い占めたとか、ユダヤ人はマスコミを操っているとか、
ユダヤ人は金持ちで凄い勢力を持っているとか、ユダヤ人は世界を牛耳っているとか……
嬉しいニュースばかりだぜ」
正義感とか、観念的な話で盛り上がるのもいいけど、学術的、定量的研究をもとにして話をするとエラい人に見えるかもよ。ということで、タダで全文あるいはアブストが読める研究論文をいくつか。