ある夏の日の夕暮れに橋の下で何かがぶら下がっているのを見つけた。悪ガキだった僕は河原の石を拾って、それに投げつけた。外れたら舌打ちしたし、当たったら適当に点数を付けた。暗かったしそれが首を吊った人間だなんて思わなかった。あとから知ったとき、お化けが怖いとかではなく、それを誰かに見られていて警察が突然家にやってくることを恐れていた。僕は最低な人間だ。今でもそう思う。
Permalink | 記事への反応(1) | 16:11
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干し柿だったかもしれんぞ