2022-11-07

木の枝に風船が引っかかっていた。

少し気になったので枝から外した。

なんだかどこかへ飛んで行きたい。

そう思ってる自分気持ち重なる。

 

風船を持つと思いのほか力強く僕を引き上げる。

ひょっとしたらこのまま成層圏まで飛べそうなくらい。

少し体が浮いた。

すると急に怖くなって手を離してしまった。

風船は力強く凄い勢いで空を飛んでった。

 

もう2度とあの風船に出会うことはないんだろう。

家に帰ってひとり、酒を飲んで寝る。

ストロングゼロはいつも僕の側に居てくれる。

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