この観測物は、観測者が観測機器を任意の方向に向けて
「ここに観測物があるぞ!」
と叫ぶと、そこへ一斉に集まって出現するという性質がある。
おかげで、観測者の観測範囲内には常に観測物が溢れているようになり、観測者には世界中がこの観測物で満たされているように思えてくる。
対処法としては観測機器を見ないという方法で良いのだが、厄介な事に
この観測物は肉眼での視界内にも常にある程度存在するようになっている。
環境の変化によって母数が増えている事も要因のようだ。
恐ろしい事に目を閉じてもまぶたをこじ開けて目の中に入り込もうとする観測物もたまに存在する。
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