クラムボンは、カプカプ笑ったよーー。
彼女はそう言うとぼんやりと姿が薄らぎはじめた。思わず手を握る。悲しみと寂しさと安堵で視界が滲む。彼女はすうっと霧散した。自分の記憶も零れ始める。僕はひとり川底でカプカプ笑っている。右手がやけに暖かい。
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