「どっこいせ」
僕はそう言いながらいつものようにガラクタの中に身を横たえたのである。ここには何でもある。幼少期に描いた夢の残骸も、気晴らしに繋がっていた友人達との思い出も。
きりり、と腹が痛む。猫は自分の痛みを表面に出さないのだという。心に猫を思い描きながら、仏頂面のまま夢の残骸の中で眠った。
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