■ハテブに屯する諸賢は
才を持て余しているのだ。
才なき衆の理の鎖なき情に爪弾かれ、知を揮う場を奪われ、
愚が正義を僭って多を頼み蔓延る様に傍観を強いられ、
世の道なきを呪いながらも、
人の生を悦び、命を尊び、
義に利を望むが故に機を逃し、
慈に善を観るが故に虐ぐること能わず、
己に仁を課すが故に欲を忌み続けたがために
力が力を集めるその傍らで為すところもなく、
ただただ己の力なき今を思い知る日々にあって、
何処か、何処かでせめてその才の枯れざるを確かめんと、
名を匿してその百数文字にすがって手斧を揮うのだ。
要するに童貞のオナニーとおんなじ。
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