静夜の空に星が一つ消えた
虚空の底へ星が一つ流れた
われ等の生命 つかのま光り
音もなく静夜の底に
虚無への道をとる
夜天いよいよに澄み渡り
静夜いよいよに深い
天は永劫のかたちに残ってゐれば
いま一つの存在がほろびたのだと
一瞬の後 誰が思はう
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