確然と膝があるところで
それはきわまり
その膝をめぐって
さらにきわまった
膝をめぐってきわまった位置から
もはや追いかえす
ことはできぬ
条理を積みかさねて白昼を
待つまでもない
およそ覚悟のようなものへ
踏みこんで行く
一途な膝を正面にして
呼吸(いき)をのむように
夜は明けて行くのだ
膝を組み代えるだけで
ただそれだけで
一変する思考がある
世界が変るとは言わぬにしても
すくなくともそれに
近いことが起こる
ささやかな動作が
もつ重さを
ときにおそれるために
生まれてきたのではなかったか
私たちは
Permalink | 記事への反応(1) | 21:36
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誰が書いてるのかしらないけど私も全集持ってるくらい好きだぜ。 http://anond.hatelabo.jp/20111021213648 http://anond.hatelabo.jp/20111021213437 http://anond.hatelabo.jp/20111021212956 http://anond.hatelabo.jp/20111021212410...