耳からどろりと溢れ落ちるような悦楽って、女性にもわかるものなのだろうか。
我慢しながらも射精するときに噴きあがるあの切ない快楽と同じものは女性にもあるんだろうか。
たとえば『白虎野の娘』が「マントルが饒舌に火を噴き上げて」と歌うときや、『檸檬』が「檸檬を置いてみたら」と囁くとき、あるいは『神様のメモ帳』で歓喜が唇の端や耳の穴から噴き出して肌を伝い落ちるような、そういう場面に触れたときにナルシシズム的に感じるあの射精的切なさというのは、女性にも分かるのだろうか。
Permalink | 記事への反応(0) | 00:21
ツイートシェア