俺が言ってるところのシステムは、人工物だ
人間は常々不完全なので、不完全なシステムを作ることしかできない
また、そもそも破壊されるようなシステムは、完全なシステムではあり得ないのである
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ある側面において、俺たちはシステムに対抗することによって、個人意志を生み出すことに成功している
であるからして、俺たちは破壊可能な限りで、システムを破壊しなければならない
我々はそのことによってのみ自らの意志を見出すことができるのかもしれないのだから
我々は、そのことによってのみ、自らの苦しみを肯定することができるのかもしれないのだから
また、そのような破壊活動が続けられた結果として、誰もシステムというものを作ろうとしなくなった時に、本当のシステムが生まれるだろう
そう、誰しもが自らの苦しみを肯定し、自らの意志を以て生きていくことのできる世界が生まれるであろう