http://b.hatena.ne.jp/entry/www.gizmodo.jp/2010/12/2011ntt.html
意外とソフトバンクのプロパガンタ戦略にやられている方が多いようなので
とりあえず反論しておく。
フレッツ光の基本料金の引き下げ議論が
ソフトバンクのせいだと思ったらとんだ見当違いだと言わざるを得ない。
電力系やWiMAXのサービスとの料金・サービスの差であると考えられる。
サービスの内容はどう考えても他社は遜色ないものを提供しているし、
NTTの料金が高いから他社のサービスを選ぶというのは妥当な消費者の判断だと言える。
そんな中、料金を下げる事自体はNTTにはたやすいことであるはずだが、
NTTの使用料の高止まり批判は長くあったが、
市場を席巻するやり方のほうがよほど楽であったはずなのだ。
総務省さえOKを出せば。
いよいよ使用料値下げに踏み切ろうという段階になったのだろう。
その長い苦労をソフトバンクのおかげと言えば、
厳密には電力各社の企業努力やWiMAXをはじめとする技術の革新、
それをCM伝いに騒ぎだてて手柄を横取りしようとしているようで
ひどくその商売に小賢しいを通り越して腹立たしいものを感じる。
ソフトバンクは「安い」「クール」という宣伝を行っている(というように見える)が、
国の未来を偉そうな顔で語ってほしくないのだ。
そんな誰もが分かっているような事を、殊更長々と書く必要もないのでは。 個人的には詐欺師に対抗できる唯一の手段は、淡々とした客観的事実だけだという事をこの件で学んだ。
詐欺師は騙しやすい人間を騙すし、騙されやすい人間は客観的事実を見ないので無駄だと思う。漫画家の赤松健氏も言ってたが、「イケメンによるプロパガンダ」これ最強。
最後の二行(既存の設備維持管理の大切さと、顧客ニーズにあわせた基盤強化のコスト)をもっとちゃんと知らしめるべきだよな、NTTは。