■女にとっては結婚＝就職だもの

http://anond.hatelabo.jp/20101221111226

結婚が永久就職ってのは比喩じゃないんだよ。「家制度」があったときは「家に嫁ぐ」ってのは、その家に就職することで、その家で必要とされる労働（家事でも農作業でも自営でも）をやりさえすれば、生活には困らない（家が破産した場合を除く）ことになってるんだ。

ところが、戦後になって職場が家と別になり、仕事をするために人はどこかに通うようになった。そうすると、夫婦の片方が家にいて家事に専念し、片方が出て行ってお金を稼いでくるというやり方が効率的になった。当時の家事は食事を作るのに、まず買い物をするところから始めないといけなかった。家庭では食品を長期間保存する方法は無かったからね。サラリーマンが仕事の途中で買い物に走るわけにはいくまい？　そのとき、女性が家にいて、男性が外に出るという役割分担になった理由は、単純に男性は家事育児に向いてないからでしかない（男性にしか出来ない仕事なんて存在しないので、どっちでも良かったんだ。例えば、戦時中は男は兵隊に取られたから、電車の運転手などは女性がやってた）。

そして、今は家電製品の発達で家事は、昔の３分の１くらいの手間になったし、女性が働く場所も昔に比べれば、ぐんと多くなった。もう、女性が専業主婦でいる必要なんか、どこにもないんだ。でも、無くならない。何故だと思う？　専業主婦を望む男が何割かいるからだよ。「俺の面倒をみて欲しい」と思う男が一人もいなくなったら、専業主婦は成り立たなくなるだろうね。過去の「永久就職」と同じ意味合いを持つ結婚でない限りは。

そして、専業主婦という形態が無くなって、誰より喜ぶのは女性だろう。自分で稼いで自分の生活を支えれば、別に家に奉仕する必要ないんだから。

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