2010-11-28

いまや正解のない仕事ばかりなのに正解を求めて就活する学生

うちの業界は珍しく正解のある仕事だ。なんで給料が安いのに辞めないの?とか

色々言われるが、物事を考えたくない自分は、安い給料でこき使われても

正解があるので、楽だ。ただ毎日試験勉強をするような気持ちになるので、それが

若干つらい。

で、最近仕事ほとんどは正解がない。人が欲するものの方向性は一定ではない。

ある程度のスペックをのせ、見栄えが良ければ売れた商品も今じゃ売れない。

ただ目の前にある書類を処理すれば、金がもらえた時代は、昭和で終わった。

ところが今の学生就活を見ると、「内定を取るためには」とか「こうやって

人事の気をひこう」だの、正解ばかりを求めるものばかり。そしてその類のセミナー

に参加して内定を取ろうという学生受験の延長線上のように考えているように見える。

自分で考えるを放棄して、「正解をください」とだけ言う学生に、社会に出てから

仕事など勤まるとは思えない。

社会が厳しいという説教はなくて、単なる事実として、そんな学生ばかり増えた結果が

今の日本の様々な状況なんだろうなと思う。

学生の擁護をするなら、ESだの、自己PRだの、SPIだの過剰な就職戦線を煽ってビジネス化した

リクルートは糞だと思う。こいつらのせいで学生学生時代に何か人と変わったことを

しなければならないという脅迫観念を植え付けられただろう。

というか自由な発想を求めている学生は、今は日本じゃ就職しないのかなとは思ったりする。

外資で働いたり、海外で働いたり。

日本企業平成で生み出した商品やサービスにまともなものが一つもないのは

正解を求めて仕事した結果なのか。学生が悪いのか、企業が悪いのか。

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