2010-11-27

物事を訓練する

たまVIPニュー速で「イラスト描ける様になりたい」→「絵の練習をしろ。練習した分だけが全てだ」という流れのやりとりを見る。

かに絵の練習は一理あると思うけど、「絵について考えている時間」も結構上達までの道のりに作用すると思う。

この「考える」というのは体の構造を覚えてポーズを頭の中で組み立てたり、光源を設定して影がどう付くかをいろいろ試してみたり、どういう視点から描いたら一番格好いい/可愛いかを試験的に構築する事であって、「絵を描く行為」の外で、暇な時間現実逃避たい時に妄想によって行われる。

頭の中で構築した資産を絵を描く時に消費する。

生まれ持った絵心や才能とか、特別な能力は要らないと思う。後味の悪い映画を見た後に感じる「自分監督だったらこうするのにな」とか、出来のいいアクションシーンを見て「あの繰り出されるアクションが印象に残った」と興奮して何度も脳内反芻する延長線上に「絵について考える」妄想があると思ってるから。

逆に、そういう事に慣れてないか全然考えられてない人はいくら絵を練習しても頭の中に入らないし、考える時間の量が圧倒的に少ないからうまくもならないと思った。

しかもこれって、結局絵じゃなくて音楽たいな他の芸術スキルもそうだし、その他勉学にも当てはまるんだよね。

暇な時間にボーっとして何も考えてこなかった人は本当に何をやってもダメ。考えるという事すらしてないから。

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