2010-09-22

お笑いウルトラリッチ】#7

日本に住んでる限り、年収三~四千万限界値。それ以上の収入があってもムダ」と言い切る苫米地さん。彼は自家用ヘリコプターを持っている。いや、正確に言うと自家用じゃない。わざわざヘリの運用会社を作り、そこの備品として仕入れて使っているのだ。いわば所属車たった一台の「空中タクシー」の会社を持ってるのと同じだね。

自分でヘリを持つメリットは、思いついた時すぐ飛び立って、行きたい場所に飛んでいけることのはずだ。しかし、そうは上手くいかない。

ヘリが離着陸できる場所、つまりヘリポートを作るには、周囲二.五キロの住民全員の同意が必要だ。苫米地さんの住んでる六本木世界一住民がワガママそうな地帯だ。そんな同意が取れるわけない。

けっきょく苫米地さんは六本木から車を飛ばし、首都高渋滞を我慢して混雑するレインボーブリッジを抜けて、お台場にある東京リポートまで行くことになる。自分の持っているヘリに乗るにもひと苦労だ。

やっと乗り込んで安全ベルトを締めてさぁ発進!いやいや、まだだ。管制塔に問い合わせて離陸許可をもらって飛び立つと、ようやっと自由になれる。

「そんなに面倒なら、もういっそ自家用ジェット買えばいいじゃないですか。そしたら世界中、どこでも行けるでしょ?」「・・・あの・・・社長

隣で聞いていたオタキングex社員のM君、自家用飛行機免許を持っているその彼が耳打ちした。

東京で自家用ジェットの離着陸は難しいです」「え?じゃあどこまで行けば乗れるの?千葉?まさか埼玉?」「社長の言う、気軽に乗りたい時にポイと乗れるのは・・・名古屋です」

冗談ではない。日本プライベートジェットが簡単に乗り入れできる空港で、東京からもっとも近いのは名古屋だというのだ。

社長吉祥寺に住んでるので、調布飛行場が使えます。そこからセスナを飛ばせます。名古屋までは・・・」「何分?」「セスナで二時間半ぐらい・・・」「新幹線のほうが早~い!」「もちろんですよ!」

頭がクラクラしてきた。苫米地さんが「だから日本では金を持ちすぎてもムダなんだよ」と笑った。

「やっぱりお金を持ったら、それも何億円使っても大丈夫、という資産数百億円クラス金持ちになったら、アメリカとかに住んだ方が便利だよ。自家用機だってアメリカなら楽だよ。ヘリを自宅ガレージに駐機させておいて、どっか行きたくなったらヘリに乗って近場のプライベート機専用空港まで五分。そこで自家用ジェットに乗ったら、数時間世界中どこにも行けるから」

おお、やっと景気のいい話になってきた。対談を聞いてるオタキング社員たちの目にも羨望が浮かぶ。「やっぱ金持ちって良いよなぁ・・・」

しかし、僕は苫米地さんの話、そのディテールに食いついた。

プライベート機専用空港?」「うん、アメリカには多いよ」「そこ、どんな場所ですか?」

驚くべきウルトラリッチ不思議ワールドが、ここから始まった。

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