2010-09-06

http://anond.hatelabo.jp/20100906202318

関数空間勉強するといいと思います。

自分数学の別の分野が専門なので、素朴な印象だけで答えます。

たとえば

sin(x)/n は n=1,2,・・・ と増やしていけば 恒等的に0 という関数に「収束」します。

この「収束」は、ある関数空間の中で(たとえば連続関数全体の中で)

1つ1つの関数を点と見なす時に、

{ sin(x)/n }という点の列が実際に 恒等的に0 という点に収束することを使って定義します。

( たとえば 2つの関数f(x)とg(x)の距離を、max{|f(x)-g(x)|} と定めた空間を考えれば

  この空間の中で sin(x)/n と 0 との距離は 1/n なので

nを大きくすると、どんどん距離が縮んでいき、実際に収束しています。

  ・        ・    ・  ・ ・・・・ ←このような感じ )

さて問題の sin(nx) という関数の列は n→∞ でどうなるでしょうか?

上の例のように関数空間の中での点の収束として話を進めるためには、

この関数列が収束するような、

うまい"関数の集合"と"距離"(合わせて新しい関数空間)を定義する必要があります。

自分はまだそのような都合の良い関数空間を知りません。

記事への反応 -
  • 正規の教育を受けていない中卒で、この内容はトンデモっぽいから詳しい人突っ込みよろしく。 区間 [0, 2PI] において、任意の a を x の係数とした sin ax は+1と-1の間の値をとる周期 a の正...

    • 関数空間を勉強するといいと思います。 自分も数学の別の分野が専門なので、素朴な印象だけで答えます。 たとえば sin(x)/n は n=1,2,・・・ と増やしていけば 恒等的に0 という関数に「...

      • なるほど、関数空間が当てはまる分野の様ですね。 位相と集合の入門が終わった当たりの知識でできそうなので、調べてみます。 学習の手がかりを見つけることができました。ありがと...

    • > 周期関数が有界な区間の中に可算無限回敷き詰められているのだから、これを面だと主張しても良さそうに思える。 残念ながらこれで面は埋まりません。lim_{a->\infty} sin ax (0 \leq x \...

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