数年来、増田やvip辺りで定期的に立つ話題に「オレ的リア充になるためのハウツー」というのがある。
大体書いてあるポイントというかコアの部分は同じで、要は「女性と対等な関係であるように見せかけつつ、必ず上位に立つ」ということだ。
具体的には、常に相手とのやり取りから趣味嗜好を推測し、相手にとって心地いい選択肢を提供し選ばせる。
単純に彼女を作るだけなら、もっと身も蓋も無い言い方をすれば、相手をベッドに誘い込みたいだけなら、
出会った時の会話から勝負デート(笑)までひたすらこれを続けるだけでいい。
でもこれ、一つ重大なことを書き落としている。
上に挙げた手練手管を使いこなすには、大前提として「相手の気持ちがわかる」という能力が必須だ。
これが備わっていないと、どんなに頑張ろうが「なんか必死でキモい奴」にしかならない。
ぶっちゃけ「こちらのアクションを相手がどう思ったか、相手の僅かな言動から推察する」能力が必要。
最低でも「相手が微妙に嫌がっていること」がわからないとダメ。
その上で「相手が微妙に喜んでいること」がわかればなお良い。
これは基本であり絶対抜きにできないことなのに、何を読んでもそんな記述は皆無なのが不思議でしょうがなかった。
まあ、「相手にとって心地いい選択肢を提供」というのが、それも込みなのかも知れないけど。
問題なのは、「相手の気持ちがわからない」男性が少なからずいるということだ。
しかもタチが悪いことに、こういう感情面の能力って、これまた数年来の話題である発達障害やアスペルガーと密接に関係する話でもある。
つまり、この能力を大人になってから獲得するのはほぼ不可能なんじゃないかと思うのだ。
少子化・晩婚化が問題になって久しい。
その解決法の一つとして、男女の出会いを奨励する流れができつつあるが、もし本気で取り組むなら、
こういうある意味「筋が悪い」男性が女性と共に歩んでいけるようなノウハウを、もっと開拓していかなければならないと思う。
別に「オートマティック察し合い」ばかりがコミュニケーションじゃない。いろんな形があっていい。
そもそも一番最初に書いたリア充的コミュニケーションと、末永く付き合うためのコミュニケーションは全く別物だし。
もちろん人間は感情の生き物なので、感情的な意思疎通が不自由なことは大きなハンデだけど、工夫の余地はいっぱいあると思いたい。
とにかく、今出会いがなくて悩んでいる人も、どうにかして幸せになって欲しい。
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