二年近く二股かけられてた。
ポジションとしては俺が彼氏で、もう一人「彼氏いないから」って言って遊ぶ男がいた。
発覚してキレたけど、まだ好きだったから、どうするのか選ばせた。
女は、浮気相手の方に行って、浮気相手と付き合うことになった。
俺もすぐに他の彼女が出来て、時間が経てば忘れられるなぁと思ってた。
でも、女からのメールはずっと来てた。
俺が他の人と付き合うのが気に入らないらしい。
あるとき、ひょんなことから、女が本当は俺を好きだったこと、俺を選びたかったけど怒ってて怖かったから浮気相手に流れた、みたいに女がネットに書いているのを見つけた。
揺れた。
一度会って話がしたいと伝え、会った。
女が言うには、浮気相手と付き合ってるけど、本当に好きなのは今でも俺で、浮気相手といても俺のことばかり思い出しちゃうとのことだった。
俺は、俺と付き合うかどうかは別にして、そんな状態で浮気相手と付き合うのは失礼だと伝え、そして、俺にも彼女がいるのに、浮気相手と別れてやり直そうと言った。
心のどこかで、コイツは浮気相手と別れられないだろうと高をくくっていたのだが、女は本当に別れた。
そして俺も、彼女と別れた。
ヨリが戻ってしばらくしても、浮気相手から女にメールが来たりしてた。
詳しく聞くと、女も返信したり、何回も着信来たら出ちゃったりしてるらしい。それで何回も喧嘩になった。
浮気相手と、俺の元彼女が繋がって、会ったりしてるのが気になるのもあると言っていた。
ただそれは、フラれて辛い所を、同じ境遇の俺の元彼女と話したりしてた模様。
連絡したりしていたら、ずっと続くだけだから、連絡取るのやめろと言った。女も了承した。
ちなみに俺は浮気相手とも元彼女とも、全く連絡を取っていなかった。
ある日、夕方からデートの時、女が昼間、浮気相手とSkypeで話していたのを知った。
終始言葉を濁していたので、浮気相手に連絡して、事実を聞いた。
怒って、女をひっぱたいた。不思議と浮気相手に対する怒りは湧いてこなかった。
騒動になっていると知った浮気相手が、俺の元彼女を連れて、女の家にやってきた。
自分の家にあった荷物とかを突き返して、未練を断ち切るつもりだったらしい。
その後、四人で話すことになった。
その前に、俺がひっぱたいたことで嫌になったのか、女が
「俺と一ヶ月だけ会うのやめる」
「一ヶ月の間に浮気相手のことを忘れる。浮気相手とも連絡取らない。そうしてから付き合えば喧嘩にならないで済むし」
と言っていたので、四人で話した時に俺の口からそう伝えた。
そして、ドロドロの二幕が始まった。
翌日、女から、俺と浮気相手の二人にまとめて、「二人のことが好きです。苦しめてごめんなさい」という内容のメール。
そんなメールを貰った浮気相手は、当然忘れることなど出来ず、更には俺と女が別れたと聞いた元彼女も入れて、ドロドロの四角関係に。
俺はキレて、もう降ります宣言。
実際には降りられなかったから、浮気相手と元彼女には「降りると宣言しちゃったけど、やっぱり女が好きで、一ヶ月後また『付き合おう』って言われたら、今の気持ちじゃ付き合うかも知れない」と伝えた。
そうして一ヶ月。
一ヶ月の間、浮気相手と連絡を取らないはずの女は、結局浮気相手と会ってドライブしたりしていた。
女としては、色々ゴタゴタがあったから、もう約束を反故にしてもいいのかと思った、だそうだ。
その一ヶ月の間に、俺が元彼女と会ったりしていたのもあって、なら私も、と思ったらしい。
俺には、浮気相手とはもう絶対付き合わないし、きっぱり別れる。そうじゃないとキツイ思いさせちゃうし。とか言っていたのに、結局両方をキープ出来る状態にしていた。
俺は、精一杯その女が好きだと伝えて、一ヶ月の間に何度もセックスした。
最初は「ダメだよ」と言っていても、最後には「ねぇ、入れないの? 入れて」と言ってくるような女だった。
そして、浮気相手に隠していたであろうその事実を、浮気相手に伝えた。
これがこの女ですよ、と。
俺と会って話しただけで、何もしてないとか、そんなことを多分女は言っていたんだろうけれど、自分から呼んで自分の家に俺を泊めて、平気でセックスするような女ですよ。その二日後あなたとドライブして、その二日後また俺の家でセックスするような女ですよ、と。
浮気相手は完全に女のことを信用すると言ってしまっていたので、呼び出してセックスして泊めた日の写真を、証拠として添付して。
その後、浮気相手と女がどうなるかは知らない。
俺は、とりあえず行動したことで踏ん切りがついた。
この女に関わるのはこれで最後。
自己嫌悪乙
二年近く二股かけた。 ポジションとしては一人が彼氏で、もう一人「彼氏いないから」って言って遊ぶ男がいた。 発覚して彼氏にキレられたけど、まだ私のこと好きだったみたいで、...
男の視点、女の視点両方だが、どっちを読んでも両方クズなことに変わりはないな。 ある意味お似合いのカップルだ。