■http://anond.hatelabo.jp/20100728154831

いじめを誘発し、増長させる主な原因は顔じゃない。顔が整っていない男女はターゲットになりやすいのは確かだ。しかし、それだけではない。

自分（男）は中学時代、いじめのターゲットになる側だった。自分の面（ツラ）は客観的に見て平均以下。顔はでかいしバランスは悪いしアゴは出てるし、いまでも「X JAPANのToshiを崩した顔」とか（冗談で）言われるくらいだ。その上、当時は体も小さかった。髪もぼさぼさで色白、でかい銀縁のメガネで休み時間は図書室通い、運動をさせれば常にビリ〜数番目という、見事ないじめられキャラである。

しかし、自分が深刻ないじめを受けることはなかった。自分はある一定を超えたら「キレる」ようにしていたからだ。授業中・それ以外を問わず、過度の「攻撃」を受けたら大声をあげて反撃する。体は小さかったので、凶器攻撃である。といっても、イスでぶん殴るくらいだったが。あくまで「キレる」ふりだったので、頭や急所は狙わず、太ももや肩など比較的ダメージを受けても重症にならないところを狙い、また反撃したらすぐに怒りを収めていたので、大きな問題になることはなかった。これだけでも、いじめられる頻度は相当減るのである。

逆に、周りで長期に渡っていじめられていた人は、やられても何もされない人だった。大きい学校だったのでいじめられていた人は何人も居たが、共通していたのは「無表情」だったと思う。どの子も、表情が常に変わらないのだ。常にムッとしているか、へらへらしているかのどちらか。多分面のレベルは自分（や多数の他の子）とさして差はない。しかし、表情はないし、声も小さいから外見的レベルが下がって見えるのだ。

大人になった今になって気付いたのは、魅力的な人というのは必ずしも美人というわけではない、ということだ。面が整っていなくても、雰囲気でカバーできるのだ。個人的意見だが、面が整っていなくても、表情がころころ変わる人やちゃんと笑顔を作れる人は魅力的だと感じる。

もし「きれいに産んであげられなかった」ら、代わりにきれいな雰囲気を醸し出せるように育ててあげればいい。喜怒哀楽を感じて、状況によってはきちんと怒り、また感情を顔で表現できるように。まぁ、こちらのほうがよっぽど難しいとはおもうんだけどね。でも、遺伝子を変えるよりは簡単だと思うよ。

Permalink | 記事への反応(1) | 03:19

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