2010-06-07

 就職活動で「どうせ受からないから説明会やESなんてどうでもいい」、と考えることはままある。しかし肝心なのはこの「どうせ受からない」がどれほどの精度を持っているかである。この精度が高ければ、確かにその企業に費やす時間は確かに無駄になる可能性が高い。しかしこの精度が低いと、自分から持ち駒を減らしてしまうことになる。

 この精度を学歴に頼りきってしまうとおかしなことになる。学歴は所詮足きり程度にしか使わない(その足切りにあってしまうのならそれは正しい。しかし私の周りに学歴だけでアウトな方は1人もいないのでここでは考えない)のだから、他に根拠を求めないことにはどうにもならない。そこで結果の既に出ている先輩を使うのである。先輩の内定先と先輩のパーソナリティを見た上で、2ch就職偏差値ランキングなどとつきあわせてみる。すると難易度の高い企業に決まっている先輩にはある程度、共通した要素があることがわかる。というか見つけましょう。次に自分と先輩を比べる。あとはここに景気等を加えて判断をすれば、自分のおおよその位置が大雑把につかめるはずだ。2ch就職偏差値はその企業が本当に良いところかどうかはさておき、難易度表としては参考になるんじゃないの?

 あとは、自分なりに企業を安全圏、妥当圏、挑戦圏の3カテゴリに振り分ければ良い。最終的な目標を「最低1社の内定をとる」だとすれば、この3つの比率は大体5:3:2くらいになるのではないだろうか。適当だけど。んで文系だと(私が文系なので…)大体40社くらいは受けるらしい。すると最低でも安全圏が20社、妥当圏が12社、挑戦圏が8社ということになる。これより多い分にはどこを増やしても全然オッケー。

 このような判断を下していけば、受けるべきか受けざるべきかという問題に悩まされることはほぼない。その判断が合ってるか間違っているかはさておき、お粗末なものでも戦略があると自信がでる。自身があれば迷わない。迷わないからスムーズに活動できる。スムーズは言い過ぎかもしれないが、少なくとも歩みを止めるほどに悩むということにはまずならない。短期決戦の就職活動で致命的なのは悩んで歩みを止めることにあるのだから……。

 こうして受ける企業を決めたらあとは一生懸命やるだけ。やるだけ。超簡単。悩まない。ストレスフリー。とはいえ最初の先輩をみる力と自身の力を見誤ると大変なことになるんだけどね。やっぱり就活学歴じゃないんだよ! なんつーか地頭(笑)

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