働きはじめて2週間が過ぎました。
いまは充実していて、毎日が楽しいです。
ほんの3か月ほど前まで、こんなにも楽しい毎日があるなんて想像もできませんでした。
わたしが外に向かって一歩踏み出せた、はっきりとしたきっかけはありません。
22才の時、専門学校を中退して、そのあとも仕事が長続きせず、ひきこもっては出、ひきこもっては出を繰り返してきました。
ひきこもっているときは、昼と夜が逆さになって、ほとんど煙草とネットだけが生活の友でした。
わたしの人生はもう終わってる。
このまま消えてなくなりたい。
そんなことばっかり考えていました。
去年の秋、未遂もやってしまいました。
でも、今わたしは生きてここにいます。
どんなに落ちぶれても、静かにじっと見守ってくれた家族。
どん底の時に繋がってくれていた友達。
「マイペースでゆっくりやっていけばいいんだよ」というメッセージをいつも送り続けてくれた先生。
わたしはひとりじゃない。
わたしは支えられている。
命を捨てようとした時、やっとそのことに気がつきました。
周りを見渡せば、感謝したいひとたちに囲まれていて、自分はほんとうにラッキーだし、幸せな人間だと思います。
友達が言ってくれたのですが、
神さまは背負えるだけの荷物しか背負わせないのだそうです。
自分のところに何か途方もない大きな問題がやってきたとしても、それはあなたに背負える内容だというのが神さまからのメッセージなのだそうです。
もし逃げたり、目を背けたりしても、それがあなた自身だから大丈夫。必要な時に必要なものが必ず現れるから。
雨はいつか止むし、夜はいつか明けるし、季節は移り変わる。
良いことも長くは続かないように、悪いことも長くは続かないのだと思います。
明日なんて来なければいいと思っていたのが、
明日を信じられるようになったことです。
ささやかでいいから、明日に希望を持てるようになったことがいまいちばんうれしいです。
いま苦しんでいる人に伝えたいのは、生きることだけはあきらめないでほしいということです。
明日のことはほんとうに誰にもわからないから。