なんだかSFみたいな話だなあと思って思い出したんだけど、筒井康隆の『20000トンの精液』という小説で立体テレビというツールが出てきたぞ。そのテレビはAV女優の分子構造をテレビの前に再構築して、生身の女をその場に出現させる装置で、テレビが流すAVの通りに女が動くから、それにあわせてセックスを楽しむというツールだ。しかも作中のAV女優ヒルダは処女という設定。ヒルダは超人気AV女優なんだが、なんでも男を知るとその男の癖が出るからあまり流行らず、処女で他の男の癖が移っていないおかげで人気が出たそうだ。当時中学生童貞だった俺は大喜びで読んだものだ。今考えると馬鹿らしいけどな。
処女厨の僕だけど、あれは名作だったね
筒井作品で俺が読んだ物の中だったら『虚航船団』や『残像に口紅を』のほうが名作だと思う。 『女権国家の繁栄と崩壊』とか『懲戒の部屋』なんかはここにたむろして女性蔑視しまく...
筒井のは女性蔑視じゃなくて 女性蔑視に対する皮肉の視点だと思うんだが。 あえてピカレスクを演じて何が悪いかを読者に考えさせる。 そう思うんだよね。僕は処女厨だけど。
またか