2010-04-11

現代の遊郭飛田新地

先日、出張大阪に行った際に、飛田新地を生まれて初めて体験した。

地元の人にとっては何を今さらという感じなんだろうが、今の日本にこんなゾーン存在しているということに無茶苦茶ショックを受けた。その様子はまさに江戸時代遊郭とでもいうべきだった。

最寄りの地下鉄駅から低所得者層しかいないような薄汚い街を奥へと進んでいくと、二階建ての長屋が連なる場所が不意に出現する。

どこの長屋入り口ライトで煌々と照らされており、座椅子に座った女の子とやり手ババァがセットになっている。若い子から熟女系まで、多種多様な店がずらっと並ぶ。

そんな長屋が半径200mぐらいの地域に何十件も密集している様は、独特のインパクトがある。

しかも住宅街と隣接しているというカオスさ。

ババァは通りを行き交う男たちに「お兄さん、寄ってきなよ!」と遠慮無く声をかけまくるが、対照的に女の子は黙って笑顔を振りまくのみ。

関東ソープに慣れきった自分にとって新鮮だったのは、女の子を指名できるタイミングが完全にランダムであるという、ある種のゲーム性を感じさせるシステムになっている所だった。

指名した女の子に、飛田新地の具体的なシステムを訪ねたところ、下記のようなものだった。


・料金は全部の店で統一価格

女の子には持ち時間が決められており(待機している女の子の数で変動)その時間内で指名されないと、次の順番の子に入れ替わる。

ソープのようにホームページなんて便利なものはないので、気に入った子が出来て再度指名したいときは、事前に「店の名前」「女の子名前」「出勤日と時間」を把握しておく必要がある(女の子名前を言えば、そのとき店の奥で待機していても、呼び出してもらえるそうだ)

・どこの店でもお茶と茶菓子が振る舞われる。


実際に女の子の生で見て指名できるっていうメリットは大きい。ライトマジック(照明が女の子の顔に向けてすさまじい光量で照射されている)で誤魔化されてしまう部分はあるが、写真で選ぶよりは遥かにいい。

どの子にしようか迷ってふらふらと歩いていると、刻一刻と各店の女の子のラインナップは変化してしまうので、決断するタイミングが非常に難しい。まさに一期一会

自分は一人で行ったが、男友達らしきグループが「オレはあの子にしようかなー」なんて騒ぎながら女の子吟味するのが最高に楽しそうだった。次回行くときは友人と一緒に行ってみたい。

大阪の人にとっては当たり前なんだろうけど、関東人間からすると、すごいカルチャーショックだった。

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