2010-03-24

私とスーツ

春、麗らかな季節、桜が舞う。

まだ肌寒い春風、心地よい陽射し。

私は着慣れないスーツと、履き慣れない革靴に戸惑いながらも、朝を慌ただしく過ごす。

昨日までのスーツとは違う、下ろし立てのスーツ

昨日までの私とは違う、新しい私。

東京の朝、ギュウギュウに詰められ、皆で中心へと向かう。

こんなにも狭い箱の中でも、新たな知識を得るために新聞を読む。

満員電車スーツに少し跡が付いてしまっても、私は気にしない。

だって今日は、春なのだから。

春、麗らかな季節、私は下ろし立てのスーツを身にまとい、この道を歩いてゆく。

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