2010-03-19

角川会長が語る「クラウド時代と<クール革命>」(前編)

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角川 まだ合格点ではないよね。「労多くして益少なし」という感じかな。理念的にはこの提携ができたことで僕らはある種の満足感があるんだけど、ビジネスとしてはまだ十分じゃない。

 GoogleYouTubeは、彼ら自体がアメリカンドリームを体現してるけど、彼らが作った仕組みに参加した人たちがアメリカンドリームになってないなぁと。まだまだささやかレベルでの成功でしかない。日本携帯電話はよく「ガラパゴス」とか揶揄されてるけど、ドコモiモードができたことで、さまざまなコンテンツプロバイダーが生まれて、中には上場したところもある。iPhoneYouTube世界からは、そういう大きな会社が生まれてきていない。それは実は、次の電子書籍リーダーをどうすべきかという問題にもつながっている。

── まさに親の総取りみたいな世界だと。

角川 それが言いたいんだよね。Googleアップルは儲け過ぎているんじゃないかっていう。「オープンだよ」とか「参加しやすいよ」とか「ハードルが低い」とか「99ドル払ったらできるよ」とか言ったってねぇ……。こっちはそれで大成功したみたいな例を探したいじゃない。1000万円とか1億円とか儲かったみたいな例はあるかもしれないけど、お小遣い稼ぎみたいなものだよね。

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