「神様のおかけであなたは上手くいった」という言葉を自分は世界で一番嫌っているかもしれない。
例えば進化論について宗教家がどんな考えを持っていたとしても、それは自分と宗派が異なるだけだからどうでもいいのだけど、この文句だけは許せないのだ。
全てを自分独りで成し遂げたと考える程傲慢ではない。支えてくれた人、関わりのあった人たちにはとても感謝している。
だが、宗教家が一体何をしてくれたのかと。
成功したのは神様のおかげ?彼らが祈ったから物事が良い方向に進んだ?
そんな言葉で俺の努力と才能を否定して、バカにするのも大概にしてほしい。
成功は神様のおかげ。失敗は身分不相応だという神様のお導き。どんな結果にも対応できるすばらしい考え方ですね(笑)
俺はそんな言葉で成功を他者に委ね、失敗を諦めるのは絶対にごめんだ。
そして何より、自分の親がこんな与太話を真に受けて、今に泣きそうなぐらい真剣な顔で、胡散臭いジジイの話を有り難く聴いて、額に床がつく程頭を低くして、そして俺にも同意を求める姿を見るとき、最高に惨めな気分にさせられる。
そんなに自分に自信が無いのかと。そんなに何かにすがりたいのかと。そんなに今の成功を誰かに差し出したいのかと。
ここでジジイに反論すると面倒なことになるのは一度経験してるから、その場は頭を下げるけど、どんな失敗をするよりも屈辱的だ。
そして何より、自分の親がこんな与太話を真に受けて、今に泣きそうなぐらい真剣な顔で、胡散臭いジジイの話を有り難く聴いて、額に床がつく程頭を低くして、そして俺にも同意を求...