2010-03-12

「別にいいんだけど」と言ってるうちは…

「別にいい」うちは、現状は変わらないと思う。「ごくふつうの他人への気遣い」をする余裕すら、今の彼ら(シューカツ生)には無いから。それは、彼らの人間性の問題ではなく、状況がそうさせているのだと(そしてその「状況」には、「あなた」も含まれているのだと)いうことに気づくべきだ。

厳しい就職戦線の中で、他人への配慮より他人を蹴落として自分だけが生き残る競争をさせられている中で、自分の代わりに(できればやりたくない)「ソツギョウノタメニヒツヨウナ」実験をもくもくとやってくれるとってもとってもありがたい同輩がいたとして、その同輩に甘えるなという方が無理ではないだろうか。たとえば受験勉強をしているとき、あなたは自分身の回りのこと、炊事・洗濯その他もろもろのことを、すべて自分でこなしていただろうか? 感謝しこそすれ、「受験だから仕方ない」ということにして、ありがたく周囲の好意に「甘えて」いたんじゃないか。それをしてくれる人がいるうちは。

そう。「あなた」という存在が、元気で活動しているうちは、彼らは変わらない。変わるモチベーションが無い。彼らが甘えていると思えるのだとすれば(実際そうだと思うけど)、彼らを甘やかしているのがあなただということにも気づくべきだ。

そんなわけで、もし現状が辛いなら、本当にやる気を失ってダメになる前に「頑張ってきたけど、実験スケジュールがきつくてもうダメみたいです。みんなごめんね。」と、真剣気味なメールを全員に送ればいい。賭けてもいいけど、絶対すぐに、ほぼ全員と連絡がとれるよ。(ただ、だからってすぐ人間不信になるのはやめて欲しい。それは彼らの罪ではない。)そういうふうに冷や水ぶっかけることをしないならば、結局あなたが『母親』になって、みんなの面倒をみるしかない。


現状、あなたはこのことを黙認し現状肯定しているわけだけれども、院に進学するあなたにとってはこれも将来に向けての修行かもしれないし、あなたのやってることが全然ダメだとも思わないけれど、この際「みんなの善意に期待」することだけはあきらめた方がいいと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20100312003654

記事への反応 -
  • 何か釈然としないので投稿。 当方、大学3年生。 卒業に向けて、グループでとある研究をしている。 実験の協力を仰ぐため東奔西走している毎日だ。 しかしグループの8割はシュー...

    • 「別にいい」うちは、現状は変わらないと思う。「ごくふつうの他人への気遣い」をする余裕すら、今の彼ら(シューカツ生)には無いから。それは、彼らの人間性の問題ではなく、状...

    • 人生全体をみたら100%のエネルギーを就職活動に向けるべきだ。 だが、学生の間に就職活動をさせる現行のしくみ自体がゆがんでいることは間違いない。

    • シューカツが大事なのは分かるけど、 この研究落としたらそもそも卒業できないんだよ! 彼らにはこれをそのままガツンといってやるべきではないかと。 っていうか、研究落として...

      • っていうか、研究落として卒業できなかったってやっぱりあるの? 理系学部だったけれど、なくはないです。 卒業研究が必修だったら落としたら卒業できないです。 理系は必修のと...

    • シューカツ一辺倒だと疲れるから、たまには実験でもやった方が良いと思うけどなあ。 一つのことばかりやりすぎると、絶対に行き詰まる。時間の使い方を考えて、ほんの少しだけでも...

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