2010-03-11

捏造・詐称】アニリールセルカン11【疑惑噴出】

ttp://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1259071558/594

594 :Nanashi_et_al.:2009/11/30(月) 13:15:07

私の専門は有機化学ですが、数ヶ月ほど前に私たちの業界でこんな事がありました。

中国のある研究グループが、通常は塩基還元剤として使われる水素ナトリウムという試薬

使って、常識的には起こりえない酸化反応が起こったとしてアメリカ化学会誌に結果を報告しました。

アメリカ化学会誌は私たちの業界ではトップクラス権威を誇る雑誌で、その報告の信頼性に

疑問符が打たれました。

今までだと、追試をした論文を待たなければならなかったのですが、その論文を見た複数のブロガー

追試し、リアルタイムで反応を報告するという行動に出たのです。結局、本来不活性ガス下で

おこなうべき反応に空気酸素)が混入していたために起こった、実験上のミスではないかという

結論が得られました。

しかし同時に注目されたのは、論文の検証や査読という機能がいまやブログやツウィッターで

おこなわれたという事実です。たぶんもう追試は論文にならないでしょうから、その結論はネット

ウオッチした人間だけが知ることになります。

日本で起こったセルカン事件ではその機能を、2chが担ったと言えるのではないでしょうか。

そういう意味では今回のセルカン事件の検証は必然であったと思います。

何しろ悪評高い2chですから、今回の検証が胡散臭い目で見られるのは仕方がないです。でも2ch

ブログtwitterのどっちが胡散臭いかというと、いい勝負です。

しかしその胡散臭い場こそで研究者倫理が機能したという事実記憶しておくべきでしょう。

すみません、余計な感想を言いました。検証チームや申立人のみなさん、応援しています。

私たちにできることがあったら、是非言って下さい。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん