女は、女であるだけで男性よりも2倍もうつ病になるリスクが高い。
それは、嫌なことを感じやすく、忘れてさせてくれない、ホルモンのせいだそうだ。
脳の仕組みからいえば、ストレスをためやすいのは男性より女性のほうである。
したがって、女性は昔あったいやな出来事をなかなか忘れることができない。
また、ストレスを促進させる扁桃体の感受性も女性の方がずっと高く、男性の2倍はあるといわれている。
扁桃体の情報は、左右脳をつなぐ前交連へと伝達されるが、この前交連も女性の方がずっと太い。
そればかりか、ささいなことでショックを受け、
それについて勝手な想像をふくらませてまた落ち込む――という悪循環に陥りやすい。
「あのとき、あなたこう言ったでしょ!」
「今の一言、すごく傷ついた!」
「ほんとうは私のことなんかどうでもいいんでしょ!」
しかし、実際に自殺率となると男女比は逆転どころか逆増加して、
これは、男性が、ストレスや愚痴の発散がうまくできずに溜め込みがちなこと、
「妻子には関係ない、迷惑をかけられない」
また、「強い自分」を過信するあまり、ストレスやウツ状態を認められず、
病院にかかりにくいということもあるだろう。
男は「女は愚痴っぽい」と辟易するのだが、
女はしゃべることが得意で、しゃべることや愚痴を言うことでストレスを小出しにするから、
うつ病になってもカウンセリングや投薬の効果が出やすいのだろう。
以上のは前書き。前提。
それを踏まえて思ったことは、これがいわゆる“女の勘”の正体じゃないかってこと。
男より2倍も嫌なことを感じやすい女の脳は、
たぶん、男の仕草について嫌な感じも敏感に感じ取る。
「あの人、なんか目つきがコワイ。近づかないでおこう」
「最近の夫は異様に優しい気がする。何かおかしい。」
「なんだかこの展開はおかしい。私ひょっとして騙されてるのでは。」
だから、“女の勘”と呼ばれたんじゃないかとふと思った。
実際は、勘ではなくて、
そう考えると、いわゆるだめんずも説明がつく。
それは本来なら女に備わっているはずの危機管理アラームが壊れている女のことだ。
だめんずうぉーかーの倉田真由美は、今、勝利宣言ともとれる発言をしている。
「男がどんなに遊んでこようと、自分が最後の女になれればそれでいい。」
フツーの女は、600人斬りとかしてきた男はフツー、結婚相手にしない。
何故なら、浮気癖は治らないものだと知ってるから。
「自分が最後の女になれる」とか思わない。
「この男はビョーキだから、治らない。一生このままだろう」
うろ覚えだが、確か、
いきなり会社をやめてきては自分で事業を立ち上げるどー!とかいいだすような、
会社員が全然続かなかった人のようだ。
子供だった彼女は、父親がそういうことを言い出すたびにドキドキしてきたようなのである。
ある種の吊り橋理論というか、
父親というのは娘にとって最初の異性の像だから、
そのドキドキが、ひいては、
「公務員とかフツーの会社員なんてつまらない、ちょっと危険な香りのする男が好き」
というだめんずにつながっている・・・
気がする。
ま、ともかく、言いたかったことは、
女の勘なんてない。
そーゆーのはシックスセンスとかじゃない。
あるのは、ホルモンと脳の仕組みにより得られた、
男より2倍鋭い感受性、危機探知アラームだけ。
勘なんかじゃなくて、ハードの性能なのだ、と思ったのだ。
エストロゲンと扁桃体と前交連がタッグを組んだ 危機管理アラームの鋭さが、女の勘の正体なんじゃないか。 ホルモンと脳の仕組みにより得られた、 男より2倍鋭い感受性、危機探...