これって、妥当なの?
「一般道路を選択しているドライバーを高速道路に誘導することで、
一般道の渋滞を緩和し、CO2排出も減らす」ということだろう。
(「道路建設財源となる通行料を、根っこから絶つことで、ムダ道路建設抑制」
というメリットは、とりあえず脇に置いておく)
「今まで外出しなかった人がクルマで外出するようになることで、
渋滞が悪化しCO2も増える」
「今まで鉄道バスを選択していた人がクルマにシフトするようになって、
ということに尽きる。
首都圏の場合は、高速を無料化したからといって、クルマの通行量が
即比例して増えるわけではない。
仮に高速代がタダになっても、都心とかで1日2,000円も駐車場料金を取られるなら、
つまり、「首都高の場合、社会的デメリットの発生懸念は少ない」のである。
むしろ、一般道からの首都高への切替によって、トータルでは渋滞緩和&CO2削減の
メリットが発生する、と考えられる。
他方、地方の場合、駐車場負担がほぼゼロであるため、高速料金廃止は、
ただ、首都高(阪神高速)だけを無料化すれば「都市優遇政策だ」と
地方が反発するのは必至であるから、同時に地方圏の公共交通機関に
支援補助を行うことによって、地域的バランスを取るべきだ。
要は「都市部は道路無料化サービスを行い」「地方圏は鉄道バス割引サービスを行う」
のが「正」である。