友達がセックルしまくりだというので、どこで相手を探してるのかと聞いてみたら、出会い系だった。
その友達は援助交際とかは一切せず、トークの腕で勝負しているらしい。
俺は出会い系なるものは利用した事が無い。
正確には、ネットで無料のを使ってサクラが多い事を確認し、無料のうちに退会というのを何度か経験しただけだ。
その友達に、利用している出会い系サイトを教えてもらった。
---
さて。
やり方がようわからん。
それに来週から仕事が忙しくなりそうで休日は家族が家にいるから、平日しか使えないし。
という事で、出会い系サイトの掲示板で「すぐ会いたい」というところを見てみた。
近くに住んでる女性が「明日昼から会える人募集」と書き込んでいた。その女性にメッセージを送る。話はとんとん拍子で進み、20代中盤の女性と会う事になった。
---
相手は自宅警備員との事。まぁそりゃこの景気だから自宅警備員は多いだろう。で、やり取りの最中に「仲良くなったら一緒に自宅警備員やろうね!」というメッセージがあった。
最初は読み飛ばしてしまったが……何?
どうして俺がこいつと一緒に自宅警備員をするって事になるんだ?一緒に住むって事?俺も無職になれって事?
意味がわからない。
---
違和感。
俺は毎日鍛えてるから、走って逃げる自信はある。ヤクザ相手に戦うという選択肢は選ぶべきじゃない事は、これまでの経験で知っている。連中とは喧嘩の経験値が違いすぎる。逃げなら、土地勘と体力とスピードがモノを言うし、待ち合わせ場所とラブホ、それぞれ800m圏内に警察がある。
だめなら逃げられる。それに股間がギンギンだ。会う。うん。
---
駅についてから、ついたよメールを送る。出会い系サイトを経由してのメールなので、お互いメールアドレスはわからない。いいシステムだと思う。
20分待たされて、出てきたのはすごく小柄な女性だった。
「○○さんですか?」と聞かれ「はい、そうです」と答えた。
怖い。
化粧が顔の中心が乗ってなくてバサバサになってる。白目が白くない。茶色い。目尻が妙。
異常に小さい。140センチ無い。
髪の毛は綺麗に染まっている。
格好も、そんなにおかしくない。と思ったが、何故か長靴を履いている。レインブーツじゃなく長靴。
それにしても、顔の中心の化粧が気になる。顔の中心に火傷か裂傷かを負って、化粧で無理やり誤魔化してるって感じに思えた。
「顔色悪いよ。大丈夫?」
すると
二人で一緒に歩き始める。
移動と同時に、こちらから見えないように、彼女がどこかにメールを送信した。
え?
何で?
……歩く。会話は無し。
「顔色悪いけど、本当に大丈夫?」
「大丈夫」
本当にこんな感じ。まともに受け答えしてくれない。声に感情が無い。
ここまでの情報を整理する。
ヤバいだろ、俺。
すぐさま、メールを着信したフリをする。
「え、マジかよこんな時に……嘘だろ?
ごめん、用事が出来た。この用事、ちょっとはずせないんだ。
普通、そんな事を言われたら「えーっ!?」とか少しは反論するだろ?その女性は全く反論せず、ふっ、とあきらめたような顔をして、すぐさま携帯を取り出してメールを開始した。
俺、拉致られるか?
すぐさまダッシュ。彼女がメールでやり取りしているのを確認したから、多分大丈夫。なぜならメールには送受信にタイムラグがある。急げば連絡先がメールを受信する前に駅に入れる。
駅に向かうと、強面の兄ちゃんが数人居た。俺と関係あるかどうかなんて関係ない。そいつらに気づかれにくいルートで駅に突入。
そのままホームへ行き、電車に乗った。
---
ちなみに上の会話で、省略した部分は無い。本当にこれだけのやり取りだった。
不自然すぎるのが判ると思う。
---
まぁ単なる管理売春なら、身の危険は無いからいいんだけど、美人局だったらコンクリ東京湾なんてルートもある。
本当に怖かった。
でも股間はギンギンだった。
という事で、そのまま錦糸町に行った。そして初めて「無料紹介所」に行き、そこの紹介でおっぱいデリヘルに行った。
本番無しでレンタルスペース代込みで17000円。高いって事は無いと思う。よく判らないが。
出てきた子は、若い子だった。そして優しかった。俺好みの「ちょいブス巨乳」。性格は明るくて、人懐っこい。絡めてくる掌が小さくて、かわいい。
「俺、こういうの初めてなんだ。」
「私も昨日から働き始めました!よろしく!」
「レンタルスペースってのも初めてでさ。どんな場所なの?」
「私も行った事無いですー!楽しみ!」
行ったら部屋=ベッド、みたいな超狭い部屋。元々バスルームだったのを、ベッドを置いてそのすぐ横に仕切り板を後からはめたらしい。隣の部屋がシャワールームでそこも超狭い。
シャワーは共同。シャワー他の部屋のやつとタイミングあったら恥ずかしいどころじゃない。
まぁいいや。かわいい女の子といる部屋は、狭いほうがいい。
緊張気味のこちらの様子を察してくれて、至れり尽くせりの大サービスをしてくれた。大好きなブリーフ女子高生のコスプレもしてもらった。着てる最中に勃った。
本番は無しだけど満足。
幸せな気分で家に帰ることができた。
---
しかしこうして思い返してみると、とても怖い一日だった。
自分(女)が出会い系を使ってた時期のことを思い起こしてみても、たぶん、どっか歪みのある女でないと出会い系は使わないんじゃないかと思った。 割り切ってお金が必要な女ならま...