2009-11-04

保育所は将来余る

子育て支援の最有力とされる「保育所の整備」だが、

これって「地域の偏在が極端」だったりする。

首都圏が酷いのは周知の事実だが、

他方、地方圏では「定員が余りまくっている地域もある」のである。

つまり、保育所不足の半分以上は「東京一極集中」が原因ということになる。

そして、これはもっと議論された方がいいと思うのだが、

「第二次ベビーブーマー出産子育てが一段落し」

首都圏人口社会増が一段落すれば」

首都圏保育所も、将来余ってしまう」のである。

つまり、今「ハコモノ」の保育所を作っても、

将来は「ハコ余り」になる危険性がある、ということである。

あたかも道路ダム需要予測の失敗で余ってしまっているように。

であれば、保育所の数を増やすという「ハコモノ解決策」よりも、

保育ママの増員」のような「ハコモノに頼らない解決策」の方が、スマートではないか?

さらに言えば、

保育士の保育コストより低額の収入を得たいがために、

 母親保育園に預けてパートに出る」のであれば、

時限立法的に(10年間程度)、

母親に直接パート代相当の現金を渡して、保育需要を減らす」方が、

ハコモノを作るデメリットを考えれば、スマートではないか?

  • 良く分からんけど、第一次ベビーブームのころに乱立されたのであろう小学校・中学校なんかは、90年代以降統廃合の流れに沿ってそれぞれ民間に売られたり公民館になったりしてる...

  • 時限立法的に(10年間程度)、 「母親に直接パート代相当の現金を渡して、保育需要を減らす」方が、 まさか対象は保育園足りない首都圏在住者のみ、って訳にはいかないだろう...

  • 保育所の予算といっても箱物作ってるわけじゃなくたいていは運営費。整備費は運営費の数%程度の額しかない。

  • 箱モノに賛成ではないが、保育ママには限界があると思うんだ。 もし託児所が作られるなら、駅周りにあると便利だな。 首都圏だと駅に駐輪場があるのが普通だから、そこで保育所・...

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