2009-10-07

カメラ選びで一眼レフを買うかコンパクトデジカメを買うか

http://anond.hatelabo.jp/20091006210805

カメラ選びにかんして、家の兄が手紙を書いたからポストに出してくれって言うの。

でも、1年前にカメラを買った僕からも一言付け加えたい。

ちなみに僕は一眼カメラなので一眼カメラ中心の説明になってしまうかもしれません。

なにを撮りたいのか、目的から考えるデジカメ選び

一言にカメラと言っても用途に応じたカメラが存在します。

まず、自分はどんな用途にカメラを使用すのかを考えてみてください。

特に一眼レフの場合カメラボディの他にレンズ選びという要素もあるため

自分がどんな写真を撮りたいのかが明確になっているとカメラレンズ選びの方向が見えてくるでしょう。

カメラ選びの悪い例
  1. カメラを購入したい動機
  2. カメラを選択
  3. カメラを購入
  4. 被写体を探す

この場合カメラ選びを難解にし、さらに具体的な被写体が定まっていないため、

カメラを購入してもあまり使わず放置または手放してしまうことになるかも。

逆から考えてみる
  1. 被写体を探す。または、いろいろな作例を見て自分で撮りたい写真イメージする
  2. 用途に応じたカメラを探す。(一眼レフの場合はレンズ→ボディ)
  3. カメラを購入
  4. 撮影開始

逆からに考えてみることで目的にあったカメラ選びができると思います。

また、一眼レフの場合は撮りたい写真に応じて適切なレンズが異なるため、

まず被写体に適したレンズを選び、そのレンズが使用できるボディを選択するとよいでしょう。

一眼レフカメラを購入する理由

一眼レフカメラ一眼レフ特有の写真を撮影するとこができます。

また、レンズを付け替えることでボケ味や画角の違った写真を撮影できることも一眼レフカメラの楽しみでしょう。

いくつか例を上げてみますが以下のような一眼レフカメラの利点が必要ない場合はコンパクトデジカメで十分だと思います。

かばんの中に入れられて使いたいときに使えるカメラがほしい

これはもうコンデジ択一となるでしょう。

休日あえてカメラを持ち出し散歩がてらの撮影を楽しみたい

写真撮影を目的として撮影を楽しみたいのであればコンパクト一眼レフカメラの入門機から選択してみるのもいいでしょう。

またこの際に使用するレンズですが、単焦点レンズオススメです。コンパクトな入門機用一眼レフのボディにマッチするコンパクトレンズで、各社から価格も安いものがそろっていますし、切れのある写真ボケを生かした写真を撮影することができます。

彼女が喜んでもらえるような写真を撮ってあげたい

人や被写体が限定された写真を撮りたい場合、背景をぼかし被写体クローズアップさせる撮影方法があります。

この場合も一眼レフ単焦点レンズの組み合わせが最適です。

残念ながら彼女ができなかった場合でも、世の中には綺麗な衣装を集団で身にまとい写真を撮らせてくれる女の子がいるようです。

この場合も高い解像力と大きなボケを出せるよう、彼女が居ない分お金をつぎ込みフルサイズ型の一眼レフを購入してみてはどうでしょうか。

子供ができたので室内で子供写真を撮ってあげたい

上記に似たシチュエーションですので一眼レフ単焦点レンズの組み合わせが最適です。

また、F値の低い明るい単焦点レンズは暗い室内での撮影にも適していますので、明かりの少ない室内でも手ブレの心配はありません。

子供運動会での晴れ姿を撮ってあげたい

機動力を生かすのであればコンデジになるかもしれませんが、高倍率ズームレンズのを使用することで一眼レフ活用することができます。

スポーツシーンではシャッタースピードが必要とされるためISO感度を高く設定できる物がいいでしょう。

各社同系統のラインナップのなかでキャノンの機種にシャッタースピードが早いものが目立ち、

プロスポーツシーンでもはキャノンユーザーが多いようです。

風景を撮りたい

風景写真を撮るためにはこれまで紹介してきたような単焦点では全体的にボヤボヤしたような写真になってしまいがちです。

したがってこの場合はシャープで解像力の強い広角レンズを選択するとよいでしょう。

夜景を撮りたい

夜景風景と同じで抽象的な被写体がないため、全体をきちんと捕らえられる広角レンズがよいでしょう。

暗い場所での撮影だからといって絞りを開けて撮影するとボヤボヤした写真になってしまい

とくに建物の明かりが丸くボケてしまったりすのでISO感度を高く設定して撮影しましょう。

また、暗い場所でのISO感度を高く設定できてもシャッタースピードは遅くなりがちなので三脚も必要になるかと思います。

楽をして写真を撮るか、苦労をしてでも写真を撮りたいか

単純な話カメラというのは機械です。

この機械を操作するには様々な設定項目をいじって撮影することになるのですが、

すぐに取り出して撮影して満足のいける写真が撮れるのはコンパクトデジカメです。

これはコンパクトデジカメはオート撮影を前提に使用されることを想定して

撮影モードが調整されているからではないかと思います。

ですからコンパクトデジカメホワイトバランス等のミスがおこりずらいのです。

一方、一眼レフカメラコンパクトデジカメのようにオート撮影、全てデフォルトのままでは

ホワイトバランスがおかしかったり、色の反映の仕方がおかしい場合もあり

絞り・シャッタースピードの設定ミスにより真っ白な写真や真っ黒な写真になることもありうるのです。

また、手ブレ補正機構も近年やっとレンズ内に搭載されるも、ボディ内に搭載された機種はまだ少ないのが現状です。

逆を言えば一眼レフカメラシチュエーションに合わせた色造りや

水の流れを演出する手法、歩いているはずの歩行者を消す方法など

撮影者しだいで様々な写真を作り出すことができるのです。

撮影場所の環境によっては大きな三脚を持ち出したり、撮影者が寝そべって撮影をしたりと

自分の描く写真現実化するためなら苦労を惜しまない人には一眼レフカメラはうってつけでしょう。

画素数にだまされるな

近年、デジカメ以外にも携帯端末などにもカメラを搭載した端末が増えてきていますね。

ここでよく画素数メガピクセルなどと言うスペック値が出てきます。

この画素数は年々数値が大きくなってデジカメセールスポイントとしても使われているのですが

このスペック値は大きければ優れているかと言うとそうとも限りません。

現在携帯電話の有効画素300万画素を超えています。

この数字は一昔前のコンパクトデジカメの値に匹敵する値です。

しかし、現在携帯電話で撮影した写真は高解像度にはなっているが、

相変わらず虹色のノイズなど混じっていて、優れているかと言うとそうではないと思いませんか?

そうなんです。今も昔も携帯で撮った写真携帯で撮った写真でしかないのです。

この画素というのは画像の最小単位で、イメージセンサに並べられた数を画素数といます。

イメージセンサというのは被写体を写しこむためのフィルムのような物で

カメラの大きさに比例して主に搭載されるサイズが決まっています。



このイメージセンサ画素が並べられているわけですが、

画素は年々小型化され小さなイメージセンサに大量に敷き詰められるようになった結果

小さなイメージセンサを持つコンパクトデジカメでも1000万画素を持つスペックへと成長しました。

しかし、高感度設定が可能な一眼レフカメラに搭載されている画素と違い

小型化され、小さなイメージセンサに搭載可能となった画素は感度が悪く

写真に虹色のノイズなどを残してしまうことがあります。

今ではコンパクトデジカメでも1000万画素を下回る機種は珍しいかもしれませんが、

印刷目的であっても雑誌の表紙を飾るような写真を求めない限り、600万画素もあれば十分だと言われています。

くれぐれも有効画素だけでカメラ選びをしないほうがいいと思います。

最後に

読みづらい、わかりづらい点があるかと思いますが、参考にしていただければ幸い。

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