OTAKON 2009で山本寛(以下ヤマカン)が係わってないはずの「涼宮ハルヒの憂鬱」のついて謝罪したことが話題になってる。
参考URL
http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-3435.html
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51490609.html
そりゃあ同じ話を6週にもわたって見せられた視聴者がキレたくなるのは当たり前だし、そのことをパージされた元スタッフに振ったらこういう嫌味ったらしい"謝罪"が出てもくるだろう。
戦犯探しみたいなのもやってるけどさ。やれ京アニが悪いだの、やれ角川が悪いだの、谷川が悪いだの。いやいや人のせいにばかりしてちゃダメだよ。
一番悪いのは俺たち視聴者。特に今まで京アニ作品を小馬鹿にしてきたのが責任重大。
わが身を振り返って見ると、今まで京アニが作ったアニメに酷いことを言ってきたなぁと思う。
「中身が無い」「見た目だけ」「原作無しじゃ何も出来ない」「作画一流文芸三流」「オリジナリティー皆無」etc・・・これだけ言われりゃ、ちょっといいとこ見せて見返してやりたくなっても仕方ない。お前ら見とけよ、びっくりするなよってね。
で、出てきたのが「ムント」と「ハルヒ」なんじゃないかと。
でもアニメファンならご存知だと思うけど、ムント様は盛大にコケてしまった。
完全オリジナルで魅せられないなら、原作付きで何とかしなくちゃいけない。作画だけとは言わせない、見よ京アニ脅威の演出力・・・とばかりに持ってきたのがこのエンドレス・エンドレスエイトだとしたら。うわあ、連敗だ。
膨大な数の繰り返しの中の高々10回足らずを"追体験"させても意味が無いことがわからず、繰り返しの中の1回を効果的に見せる選択が出来ないところが文芸三流の三流たるところ。
細かなディティールの違いを病的に拾い集めるのが好きなのもいるだろうけど、同じものを全く別の視点で見せるならともかくちょっとだけ変えて意味あるのか。
そもそもそれまでのやり方で満足してきた客を怒らせてどうする。
こんな言わずもがなのことすらわからなくさせるほど俺らが京アニを追い詰めていたのだとしたら・・・!
ごめんよ、京アニ。そしてみんな。
ちょっと言い過ぎた。
京アニは今までどおりのアニメ作ってればいいから。無理しなくていいから。
だって「けいおん」、みんな喜んで見てたじゃない。