2009-06-16

ツンデレの弊害

当時わたしは彼に振られたばかりで絶対☆きれいになってやる!!と決心したのだった。

ダイエットファッションスキンケア…できることはすべてやった。

外見はそれなりにはなったと思う。

中身もいろんな人と関わってコミュ力をあげたと思う。

そんなある日の話。

予期せぬときに予期せぬことがおこると、どうすればいいのかよくわからなくなる。

私はクラスメートの一人とふたりきりになっていた。

彼は生まれて初めての発言として意味のわからない言葉を発した。「付き合わない?」

「っは?」

いやいやいや意味わからないから。今まで一度も会話したことないのになぜそうなる?

当然のようにお断りすると私の友人と彼の友人(二人はカップル)他数人がぞろぞろとでてきた。

「なんで?ひどくない?好きなんじゃないの?」

話を聞いてみると、最近私がきれいになったのはそのクラスメートのことが好きだからで、

いい感じで話しかけるようになったのを見て間違いないと思ったのだそうだ。

確かに学園祭用のTシャツの注文枚数をにこやかに聞いたことはあったけど…それ以外に思い当たるふしがないんですが??

あの発言は「(俺のこと好きなんでしょ?)付き合わない?」だったのだ。

なんという壮大な勘違い

思わず言った。

「別に、あのひとのためにしたんじゃないんだから!!!あの人のことなんでどーだっていいんだから!!!」

その言葉を聞いてみんなニヨニヨし始める。

はっと気がつく。当時某キャラ流行のせいで「別にあんたのためじゃないんだからね!!」という言葉日常会話として流行っていた。

その言葉の真意は言うまでも無い。

「違うのに…違うのに…。こんなやつのために努力してきたんじゃないのに…!!!」

全身の力が抜ける。

その後の私は卒業するまでツンデレ彼女として公認カップル

卒業クラスメートとの連絡は一切絶った。

あんな悪夢は2度と見たくない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん