2009-01-20

http://anond.hatelabo.jp/20090118230100

今となっては禁忌が弱いんだが、文学的な文脈としては禁忌として使えるようなものだな。たとえば不倫最近ではかるく受け止められているが、ストーリーの中では二人の性格付けさえしっかりすれば強い背徳感を醸し出すことが出来る。ほかも全部一緒だな。「だめよ、私たちまだ高校生なんだから!」ってのも、きちんと性格付けすれば、物語を貫く禁忌になりうる。あとはもう、わかるだろ、お姫様と家来のみちならぬ恋とか。

エロゲーのようにおおむね脊髄に訴えるものではリアル禁忌の弱さは刺激のよわさになるが、文学のように完全に脳髄に訴えるものならリアル禁忌の弱さは問題にならない。

というわけで、その作品脊髄から脳髄のどのあたりで内分されているかで、リアル禁忌の強さが問題になると思うんだ。エロゲーだってしっかり作れば切なくて悲しい話になるだろうし。

ただ、リアルで弱い禁忌は、脳髄の弱い読者/プレイヤーには訴求しないんだよな。

記事への反応 -
  • ブックオフで100円になってたエロ漫画を大量購入して色々気づいたことがあるので書く、その1である。多分3つぐらいは書く。そのうち。 おことわり 文学研究のメソッドとか知らない...

    • そういえば、近親相姦以外のタブーって今なんかあるのかね? 強姦とかロリみたいな犯罪を除いて。

      • 今時、と虚構は違うからな。形式としてのタブーはたくさんある。増田が聞いているのはリアルの話なの?形式美としての虚構の話なの?

        • いったときイメージしてたのはリアルかな。 形式美としての禁忌ってどんなのがあるの?

          • 今となっては禁忌が弱いんだが、文学的な文脈としては禁忌として使えるようなものだな。たとえば不倫は最近ではかるく受け止められているが、ストーリーの中では二人の性格付けさえ...

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