その元友人とは地元が同じで、大学時代(2000年頃)に共通の友人を通して知り合い、たまに会う友人となった。
大学が別の大学だったため、大学時代は半年に1度ほど会う仲だった。
その後、私は大学を卒業し、プログラマとしてIT企業に就職し、現在に至る。
一方元友人は、何故か就職せず、地元に帰り、運送会社にアルバイトとして勤め、1年ほどで、幼稚な喧嘩をして辞めたらしい。
その後、「靴を作りたい」という動機から、職業訓練学校のような施設に入り、10代後半の少年少女たちと半年ほど靴つくりを学んだようだ。
そして靴を作る会社に入社するため、上京してきた。
このタイミングから再び年に5度ほど会う仲になった。
アパレル・靴の会社など残業代未払いは当たり前で、法定労働時間も無視しているのが多数だと思っているが、その元友人が入社した小規模な靴製造会社も例外なくそのようなブラック企業であったようだ。
それでも「靴を作りたい」という動機から1年ほどは続いたようだ。
辞めた理由は靴の作りすぎで指に異常が発生し、存続不可能であったことと、社内での人間関係も悪化していたことが原因で、半ばクビのような雰囲気で辞めたらしい。
その後、福祉関係のアルバイトで月収10万円ほどで生活している。
ここまでの人生で、「お前は何をやってるんだ?」と言いたくなるが、それに加え、タバコのポイ捨てをやるような低モラル/低民度であり、20代後半になろうかというのに満員電車内でどこぞの男と喧嘩したことを武勇伝のように話す中二病であり、また実力はないがプライドは人並み以上に高い。
そんな元友人が、「俺もIT業界でやっていきたい」といい始めたのが去年の3月頃のこと。
今はまだ福祉関係のアルバイトをしているが、今年春頃を目処に入社を考えているということで、去年11月に相談に乗った。
周知のとおり、日本のIT業界はSI業な会社が多く、ITゼネコンが蔓延しているため、大雑把に言えば、上流な会社は紙しか書かない、下流な会社はコードしか書かない、という雰囲気であろう。
なので、「自社製品/サービスのない会社に行けば実体はただの派遣(偽装請負)だから行かないほうが良い、自社製品/サービスを持ったモノ作り思考の会社が良い」という、話しを進めていた。
と言っても、元友人に理屈でしか分からず、いまいち要領を得ない反応であった。
そんな話しを進めていると、いきなり激怒し始めた。要約するとその元友人が言った内容は「なぜ上から目線で言うんだ。分かるように優しく教えろ。」
埒が明かないので、そいつが暴言を言い終わるまで待って、再びIT業界についての話や会社の見方の話しをした。
そして、お前と会うとメリットよりコストのほうが高くつくからもう会わないと伝え、分かれた。
もちろん、私の態度にも問題があったであろう。
私は喫煙者はバカだと思っているし、居酒屋やバーで喫煙するならなおバカで利己的だと思っているし、大学卒業後に運送業にアルバイトとして入り喧嘩して辞め、職業訓練学校に行き(以下略)
このような私の気持ちがノンバーバルな部分に出ていたのだと思う。
マスコミの不景気煽り、国民不安感情煽りには呆れるが、システム化(人員削減)、少子化(社会保障の崩壊)、悪政治(中韓朝への媚び諂い外交)などでこういう余裕のない人と会う機会が増えるのは事実だと思うので、皆さんも注意してください。
こういう人へのメッセージとしては、怒ることとは、人生の敵であり、機会を逃すこと、非論理的なことと、肝に銘じていただきたい。
生きとし生きるものが幸せでありますように。